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人間関係力分野のストレングスファインダーまとめ

本noteは、ストレングスファインダーの人間関係力分野の理解を深めるため、著書や様々なHPに記載されている内容を整理し、まとめた記事になります。

「人間関係力」分野の資質とは

チームはすべて、ユニークな個人の集まりです。チームのパワーは、各個人が自分の特徴的な才能を活かし、他者の特長的な才能を尊重することで生まれます。
「人間関係力」の資質が高い人は、個人をまとめて、チームを単なる個の集合より優れたものにできるため、チームの高いパフォーマンスを支えます。
チームがより強化して団結を必要とする場合は、「人間関係力」の以下の資質をもつ人に注目してください。グループをまとめて、成功を共有できるように活性化できます。チームを団結させるまとめ役となります。

適応性

「適応性」の資質が高い人は、流れに沿って進むことを好みます。「今」を大切にし、それぞれの時点で進む方向をひとつずつ選択することにより、将来を見極めます。

特徴

・過去でも未来でもなく、「今」のことを考えている
・変化に強く、適応能力に優れている
・変化や刺激がある環境が好き
・ルーティン作業や予測が好きではない
・柔軟性があり、臨機応変
・いろんなタイプの人を相手にできる
・状況判断に優れ、ピンチな状況でもやるべきことを見極める
・未来はその時になってみないと分からないと考えている
・鐘を打たれないと動かない“受け身体質”の人もいる

強み

・臨機応変さが活かされるポジションにつく
・チームの不足を補う役割
・トラブルを冷静に対処する

弱み

・指示待ち人間になってしまう
・長期的な視点、目標設定が苦手

適応性が高い人との働き方

・本能的に柔軟なたいおうができるこの人は、どんなチームにおいても貴重な存在です。途中でうまくいかなくても新たに直面した状況に合わせて計画を進めようとします。他人事のようにただそれを見て、文句だけを言うようなことはありません
・この人の「流れに身を任せる」姿勢は、他の人にとって新たな試みや気づきとなる、すばらしい環境を生み出すでしょう
・即実行が求められる短期の任務でこの人は最も生産的になるでしょう。この人は長期戦よりも、たくさんの短期決戦が続く生活を好みます

運命思考

「運命思考」の資質が高い人は、あらゆる人や物事は互いに結び付いていると考えています。この世に偶然というものはほとんど存在せず、ほぼあらゆる出来事には何らかの意味が存在すると確信しています。

特徴

・出来事は偶然ではなく、必然によって起こっていると考える
・私たちは何か大きなものの一部だという感覚がある
・万物がつながっているという感覚がある
・理想を追い求める
・連帯感やつながりを求める
・仲介・中立・橋渡しが好き
・哲学的でスピリチュアルな感覚を持ち合わせている
・宗教や人種などの違いを受け入れる
・対立が嫌い

強み

・相談役になる
・組織の連帯感を作り出す
・人脈を広げ、橋渡し役として人と人をつなぐ

弱み

・話が抽象的すぎて伝わらない
・自ら変化を起こそうとしない

運命思考が高い人との働き方

・この人は特定の社会的な問題を強く支持していることがあります。何がその強い感情を引き起こしているのか、よく聞いてみましょう。この問題を受け入れることで、この人との関係をより深めることができるでしょう。
・この人に社内の異なるグループ間の橋渡しをしてもらいましょう。この人はどのようにしてつながっているのかを自然に考えるので、いかにお互いが支えあっているかをそれぞれのグループに気づかせるのが上手です。

成長促進

「成長促進」の資質が高い人は、他の人の持つ可能性を認識し、それを伸ばします。小さな進歩の兆候を見逃さず、成長の証に満足感を得ます。

特徴

・他人の潜在的な成長ポイントや伸びしろが見える
・誰もが成長できると考えている
・人に成長の喜びや成功を体験してほしいと考えている
・人の成長はどんなに小さな進歩でも嬉しい
・人の成長に力を尽くせる
・相手を刺激して、やる気を引き出そうとする
・世話を焼きすぎるときがある
・成長に後ろ向きな人が嫌い

強み

・成長を支援する役割や仕事に活かす
・相手に合った言葉や励まし方ができる
・粘り強く成長を持てる

弱み

・世話を焼きすぎない、過保護にならない
・どんな能力も伸ばせると考えてしまう
・自分の成長にも気を配る

成長促進が高い人との働き方

・人を成長させ、優秀にする手助けをするという、この人の自己認識を後押ししましょう。たとえば、この人にこう伝えてみましょう。「彼は自分一人では記録を破れなかった。あなたからの働きかけと信頼が、彼の必要としていた後押しとなったのだ」と。
・同僚を評価するときにはこの人に頼みましょう。この人は称賛に値する業績を喜んで選び出します。称賛される側も、それを心からのものと受け取るでしょう
・あなたが仕事で成長するのをこの人に助けてもらいましょう。この人は、他の人たちが気づかないちょっとした進歩にも目を留めることが出来ます。

共感性

「共感性」の資質が高い人は、自分を相手の状況に置き換えて考えることにより、相手の感情を察することができます。

特徴

・人の感情を察することができる
・言葉にしていないことも察しがつく。良く気がつく
・感情のバリエーションが豊富にある
・理論よりも感覚・直観派
・攻撃的な人や皮肉を言う人を人一倍嫌う
・感情を表に表したい
・感情移入ができる
・自他の感情の境界線が曖昧になる時がある
・人を大切にしたい、相手にプラスの感情を味わってもらいたい
・感情を表に出せない環境にストレスを感じる

強み

・人の感情や行動に寄り添った行動・サポート
・ニュアンスを汲み取り、感情を言葉で表す
・信頼関係を確立する

弱み

・人の感情を気にし過ぎる、介入し過ぎる
・言いたいことが言えない
・周りに気を遣わせすぎない

共感性が高い人との働き方

・同僚がどう感じているかを知りたいときは、この人に助けてもらいましょう。人の感情にとても敏感です
・特定の行動に関与してもらう前に、その問題についてどう感じるか、他の人たちがどう感じていると思うかをこの人に聞いてみましょう。この人にとって感情は他の実用的な要因と同じくらい重要で、意思決定の際に重んじられるべきものです
・なぜそうする必要があるのか、従業員や顧客になかなか理解してもらえないときは、この人に助けを求めましょう。彼らが見落としていることを察知できるかもしれません。

調和性

「調和性」の資質が高い人は、意見の一致を求めます。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探ります。

特徴

・意見の一致を求める
・人と衝突したり、場の空気が悪くなることが嫌い
・平和主義
・中立的な立場を取ろうとする
・場の感情や意見の食い違いを敏感に感じとる
・主張や決断が苦手な傾向がある
・日和見的な態度になる

強み

・まとめ役として活躍
・チームの連携や協調性を生み出す
・交渉を優位に進められる

弱み

・自分の意見がなかなか言えない
・問題に向き合うことを避けてしまう

調和性が高い人との働き方

・できる限り、この人を確執などから遠ざけるようにしましょう。人が対立しているとこの人は本来の力を出せません。感情的な議論が予測される会議には呼ばないようにしましょう
・物議をかもしている話題についてこの人と議論しても時間の無駄でしょう。この人にとっては論争すること自体が楽しいものではないのです。それよりも、どんな行動がとれるかといいた現実的な問題について議論するようにしましょう
・この人は膠着状態にある議論を打開することが出来ます。必ずしも議論となっている問題を解決するわけではありませんが、他の人たちが合意できる妥協点を見つけます。この合意点こそがともに生産力を上げる出発点となるのです。

包含

「包含」の資質が高い人は、相手を受け入れることができます。人の輪から外れている人に注意を払い、そのような人を輪に入れようと努力します。

特徴

・グループの輪から外れそうな人に気づき、輪に引き込もうと行動する
・外部の人を仲間に入れて、輪を大きくしたい
・寛容で多様性を受け入れる
・違いを乗り越え、誰とでも分け隔てなく接する
・メンバーにチームの一員だと感じさせたい
・自分だけが良いのではなく“みんな”が良い状態を目指す
・人を選ぶことや差をつけることが苦手
・えこひいきや派閥をつくる人が嫌い

強み

・多種多様な人を受け入れる
・メンバーの居場所をつくり、チーム力を高める
・他者の得意なことを、他の人に伝えていく

弱み

・呼ばなくていい人まで巻き込む
・注意が苦手
・人に差をつけられない

包含が高い人との働き方

・グループ単位で働くとき、全員が参加しているかどうかこの人に確認してもらいましょう。見落とされている人やグループがいないか、細心の注意を払うでしょう
・これから新たに開拓できるかもしれない顧客や市場、機会について、この人に意見を求めましょう
・大勢の人たちが集まる行事で「自然体」でいられないなら、包含の資質の高い人の近くにいましょう。あなたが必ず会話の輪の中に入れるようにしてくれます

個別化

「個別化」の資質が高い人は、一人ひとりが持つユニークな個性に興味をひかれます。異なるタイプの人たちの集団をまとめ、生産性の高いチームを作ることに長けています。

特徴

・人それぞれのユニークなところに興味を持つ
・人間観察に優れ、人となりを理解できる
・人の多様性を受け入れ、個性を生かそうとする
・ニーズの発見やヒアリングが得意
・少人数での対応が得意
・適材適所を考えることができる
・異なるタイプの人をまとめ、生産性の高いチームをつくる
・集団行動が苦手
・画一的に扱われるのが嫌い

強み

・生産性の高いチームのまとめ役として活躍
・人それぞれの個性や魅力を発見できる
・ニーズに合った対応ができる

弱み

・集団意識が欠けてしまうことがある
・自分勝手な判断をしてしまう
・調子の良い人だと勘違いされる

個別化が高い人との働き方

・ある人の示した見解がわかりにくいときは、この人の洞察力を頼りましょう。その人たちの視点にたった価値観を示してくれます
・人とは違う自分の才能や大勢のなかから傑出する方法を知りたければ、この人の考えを聞いてみましょう
・同僚とのあいだで問題が起きたら、この人と話し合ってみましょう。この人には、あなたと同僚がそれぞれとるべき適切な行動が直感的に分かります

ポジティブ

「ポジティブ」の資質が高い人は、情熱的であり、しかも自然にその熱意を人に分け与えることができます。生き生きとしており、他の人たちに活気を吹き込み、やる気を起こさせることができます。

特徴

・物事の良い面を探す
・起きたことに前向きな意味付けをする
・生き生きとした人生を送りたいと考えている
・人生は素晴らしいという前提をもっている
・明るくて陽気な人が多い
・楽天的、楽観的である
・ユーモアがあり人から好かれやすい
・ネガティブな人や環境に強いストレスを感じる

強み

・人を励まし、情熱を伝播させる
・良い面を見つけ、意義や学びを得る
・気持ちの切り替えが上手である

弱み

・頑張りすぎてしまう
・適当過ぎて周りを振り回す

ポジティブが高い人との働き方

・この人は職場にドラマとエネルギーをもたらします。あなたの社会をより前向きに、より活動的にしてくれるでしょう
・ポジティブの資質を持っているからといって、いつも機嫌がよいわけではありません。しかし、この人が言う冗談やその態度には、人を前向きに仕事に向かわせる力があります。この人にはその強みを思い起こさせ、どんどん使ってもらうようにしましょう
・皮肉を言うことが好きな人が居ると、この人のエネルギーが奪い取られてしまいます。この人が喜んで否定的な人も元気づけると思わないでください。活性剤だけを必要とする基本的に前向きな人たちを元気づけることが得意なのです

親密性

「親密性」の資質が高い人は、他の人たちとの緊密な関係を楽しみます。目標達成のために友人と努力することから、大きな満足感を得ます。

特徴

・狭く深いコミュニケーションを好む
・1on1や少人数でのコミュニケーションが得意
・嘘がなく、誠実な付き合いがしたい
・初対面や大人数の場では緊張しやすい
・心が許せるまでに時間がかかる。排他的な面がある
・相手のことを知りたい一方で、自分のことも知ってほしい
・人中心の考え方。何をするかより、誰と働くかが大切
・上辺の関係や、薄情な人が嫌い

強み

・信頼できる人たちと過ごす
・チームの協働姿勢をつくる
・親しい人と過ごしてエネルギーチャージ

弱み

・派閥をつくったり、排他的になりがち
・見返りを求めすぎてしまう

親密性が高い人との働き方

・この人は同僚と本物の絆を育むことを楽しみます。そうした関係を築くには時間がかかるので、定期的に機会を設けて信頼を築く努力をしなければなりません
・この人にはあなたを機にかけているのだということを直接伝えましょう。その言葉は不適切なものではなく、むしろありがたく受け取られるでしょう。この人は親密な人間関係の中で生きているので、あなたとの距離がどれくらい近いか知りたいはずです
・この人には機密情報を打ち明けても大丈夫です。忠実で信頼に大きな価値を見出している人なので、あなたの信頼を裏切ることはないでしょう

「人間関係力」分野の頻出度ランキング

1.調和性
2.個別化
3.共感性
4.ポジティブ
5.適応性
6.親密性
7.成長促進
8.包含
9.運命思考
※ソース
https://tsuyomi4you.net/ranking/

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