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7つの習慣~第六の習慣~

第六の習慣「相乗効果を発揮する」
おにぎりに梅。
めちゃめちゃ相乗効果を発揮してる。
ただのおにぎりではつまらないけど、梅干しが入ることで、絶妙の酸っぱさのため、暑さが厳しいこの時期には、身体にも良い。またおにぎりを腐りにくいようにする効果も。もともとは別の食べ物だが、合わせることよりおいしさを倍増する。こんな相乗効果が人間関係でも可能になるのが第六の習慣。

第六の習慣は、これまでの第3までの私的成功のための習慣と第4の習慣Win-Winを考えることが前提であり、これまでの習慣が無いと到底習慣化することはできない習慣。

なぜなら相乗効果は相手がいてこそできること。
そのため、Win-Loseの考えやLose-Loseの考えなど自分本位の考えを持っている場合決してできる内容ではない。第5の習慣の相手を理解するは、そのための準備の習慣であり、前提は第4の習慣までの内容になる。

では、相乗効果を発揮することで何が得られるのだろうか。また、相乗効果を発揮することが本当にいいのだろうかについて紐解いていく。(どれだけ良い言葉を並べても、本当に大事?必要?の理解が無いと習慣化はされない)

様々な事例があるが、私自身が一番良いと感じたのは、2つ。それは、第三案を探し出す相違点を尊ぶ(とうとぶ/相違点を大切にする)

第三案を探し出す
ほとんどの人が経験したことがあるだろうことの1つとして、意見の食い違いや討論などがあげられるだろう。意見の食い違いから発生した問題のゴールは大きく3つに分かれる。1つ目は、平行線のまま会話が終了すること。そして2つ目は、意見の討論から片方が妥協をし、1つの解で終了すること。3つ目は、意見の討論から何故か新しい方法や結論を導き、二人が納得している状態になる。基本的にはこの3つのどれかになっていたのではないか。

みなさんはどれか理想だろうか。多分ほとんどの人が、3つ目の二人が納得している状態だろう。

そう。これがまさに相乗効果を発揮するということであり、win-winの状態になる。二人の意見の食い違いからお互いがお互いを理解しようとすることで、第三案の存在が必ず出てくるまた出そうと人はするようになる。

友達のために何かできないか、お客様の課題解決に向けてお客様と一緒に考えるなど相手と一緒に方向を向いて思考し、行動することで第三案を探し出すことができる。

ただ、前提として相手またお互いに信頼残高が残っていることで、成り立つ。

相違点を尊ぶ

簡単にいうと人との違いを理解するということ。
自分は俯瞰して物事を見ているという人がいるが、そうではない。自分の思考で物事を見ているだけであり、俯瞰=第三者ではない。俯瞰しているつもりでも、結果自分のものさしで物事を見ていることを理解する必要がある。

その理解がないと、人との相違点を大切にすることができず、間違っていると思いこむ意見には耳を傾けないようになってしまう可能性が高くなる。

先ほどの3つ目の状態は、お互いの意見を出し合った先に出る二人が納得いく解とお伝えしたように、お互いの意見を聞き、お互いを理解することでwin-Winの状態が生まれる。そのためには、相手を理解することも当然重要だが、それと同様に相手との相違点を大切にすることが大切になる。

相手を思う気持ちを持ち、行動に出すことが、相乗効果の発揮につながる。

<第六の習慣を身に付けるための方法>

・自分と違った意見を頻繁に述べる人を考える。その相違点を第三案の打ち出すための方法を考える。

・気に障る人をリストアップする。自分との違いを尊ぶようにすることによって、彼らの持つ観点が、相乗効果を生み出す原動力になることはないかを考える。

・今後意見のぶつかり合いが起きたときに、その人の立場を裏付ける考えを理解しようする。

第六の習慣を習慣化して終わりではない。時代が変わることに考え方が変わるように日々、磨き新しくしていく、また持っておくべき芯を磨き続けることが第七の習慣になる。

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