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はじめてのフィルムカメラ。

家族の姿、日常の命を「生っぽく」残したい。

そう、感じるようになったのは、祖母が認知症になり、愛犬も歳をとり、命の終わりを、ふと感じた時でした。

見えない感情に、激しく突き動かされて。夜な夜な、色々な写真を見て、カメラやレンズについて調べて。

この、新井リオさんのインスタグラムを見た時に、そっか、「私が写真で表現したいのは、家族への愛なんだ。」と、気づかされました。

(この写真からファンになりました。他のお写真も、本当に素敵です。ぜひ見て見てくださいな!びっくらこきます…!)

そして、同じカメラ(Contax139q +Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 T*)を買って(ファン魂ですね…汗)、フィルムは、Toylabさんの比較記事を参考に、AGFA vista plus400が欲しかったのですが、見つからず。お財布と相談して、フジカラーの SUPERIA X-TRA 400にしました。


フィルムの入れ方も、露光の合わせ方もわからず、ネットに掲載されていたマニュアル(アップロードしてくださった方、本当にありがとうございます)を参考に、試行錯誤…

今朝、ようやく現像とプリントが終わり、写真がやってきました。

嬉しかった。本当に、嬉しかった。

母の美しい所作や、おばあちゃんと春雄さんの楽しそうな日常。それが、生きた時間として、形になったこと。また、デジタル写真とは、色味や質感が全然違う、表現したかったものに仕上がっていたこと。

そして、写真を見た母が、じっと、写真を見つめて、嬉しそうだったこと。(写真の掲載は家族から了承を得ました。)


フィルムの生産中止が相次いで、どんどん、フィルムカメラの世界は小さくなる一方です。けれども、作品として、日常を残すことを考えた時、フィルムカメラが、一番しっくりくるなと、なくならないでほしいな、と切に思いました。

フィルムカメラ愛好家の皆さま、初めましての新参者です。皆さまと一緒に、フィルムカメラの世界を少しでも温めていけたら、と思います。

何卒、よろしくお願いします。


東堂

サポートをしてもらったら、何をしよう。大好きなお米パンは260円。おおがま屋のたこ焼きは460円。ケンタッキーフライドチキンは210円。ゆめが広がります…