This Planet is Our Home. を24カ国語で宣言します
2024年7月17日から9月27日まで、ニューヨーク市バルーク大学のニューメディア・アート・スペースで開催されているエキジビション「ripples」から、小島健治のビデオ作品「This Planet is Our Home.」の日本語解説です。
オンライン・エキジビションは世界中どこからでも見れます。https://newmediartspace.info/exhibitions/2024_ripples/
サイトを開いたら左側のアーチスト・リストから「Kenji Kojima」をクリックすると「This Planet is Our Home.」が開かれます。スマフォの場合はトップにアーチスト・リストのボタンが現れます。
同じテーマの５作品のビデオ
Walking in the Forest
In the Meadow
Colors of Fall
The First Snow
Stream
ビデオは５か所の自然を背景に
24の言語で「この惑星は私達のホームです」と宣言します。
現代文明は、より良い生活のために物質的な豊かさを追求してきました。しかし現在では人間の生存に必要なもの以上の物質の生産は、生物の生存を脅かすことが広く認識されています。過剰な物質消費は、生物の生存にとって深刻な脅威です。
物質的な豊かさは、人間の生存のために追求されてきましたが、今や状況は逆転しています。物質的な豊かさの追求よりも、生物の生存を優先することが急務です。
この問題に対処するには、世界中の価値観やライフスタイルの多様性を見直し、豊かさの概念を再定義する必要があります。 上記に共通するのは、より多くのものを手に入れることが、必ずしも将来の幸福や充実につながらないということです。
私たちはこの惑星で共に生きなければなりません。これが最優先事項です。そうしなければ、人間だけでなく、すべての生物が絶滅することになるでしょう。私たちは別の惑星に移住して快適に暮らすには、十分な時間はありません。
宇宙開発は大量のCO2を排出し、環境を悪化させます。今は宇宙開発の知力と科学を資源として活用して、生態系を改善すべき時です。
絵画にトマトスープを投げつけるよりも穏健な抗議
このビデオ・シリーズにはもう１つ重要なテーマがあります。ビデオは自由に配布、またはテキスト・ビデオのフリーマテリアル・ビデオを使って、同じテーマのビデオを作成配布できます。
20世紀末、アーチストの小島健治は、地層に廃棄物の痕跡を残す物質芸術の制作をやめました。アートワークが物質的欲望の対象になることを望みませんでした。
人新世の大部分は、貨幣経済における限りない物質的欲望の蓄積です。私たちアーチストも、生き方を再構築する必要に直面しています。デジタルアートの最大の特徴は、本物の芸術を無限にコピーできることです。
NFTアートは金融商品でアートではありません。たった１つのNFTアート以外のコピーはアートの可能性があります。
金銭崇拝の貪欲な物質的所有を破壊し、アートの異常な金銭的商品価値を回復し、個々の鑑賞者とのつながりを復活させましょう。アーチストの小島は資本主義に埋め込まれたアートの異常な経済状況を解消し、別の意味を持たせようとしています。もしアートが金銭的価値が消えた後も意味を持つのであれば、鑑賞者とのつながりを復活させることができるでしょう。このビデオはCCライセンスの下でフリーで配布、無許可で展示できます。
このテーマのビデオ作成のための
フリー・マテリアル (24カ国語）
https://kenjikojima.com/OurHome/
MP4ビデオ、GreenBack 1920x1080
どんなビデオにでも字幕ビデオを入れられます。
24 Languages: English, Japanese, Slovak, Chinese, Spanish, Korean, German, Hindi, French, Thai, Swahili, Italian, Turkish, Greek, Swedish, Ukrainian, Dutch, Indonesian, Finnish, Vietnamese, Polish, Arabic, Russian and Hebrew.
24カ国語 "This Planet is Our Home." のテキスト・ビデオを
14th Street, Manhattan, New York, July 19, 2024 に入れた例
"Open Media Art" Košice, Slovakia でも公開中です
ビデオ・ワーク「Walking in the Forest（23カ国語、縦サイズ）」は、スロバキアのコシセ市「Open Media Art」でも、2024年5月から9月まで屋外の公共スペースで公開されています。
in "Open Media Art" in a public space in Košice, Slovakia
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