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Caregiver日記 終

しばらく冬眠したいきこぺんアロハです。

毎日、お天気のサンディエゴで朝早くアパートを出て病院のカフェテリアで朝ご飯とコーヒーを買い夫の病室に通った。

キャンパス内のアパートで過ごした2週間。
病室の窓際でこんなスペースも。
帰り道が本当に綺麗で癒された。

毎日12時間。自分でも良く頑張ったと思う。病院の方がみんな本当に優しくていっぱい助けてもらった。暖かい気候のサンディエゴでもう少し静養すれば良いのに退院の許可が出るや否やサンフランシスコに戻りたいと言う年少さん。荷造り、アパートの掃除とチェックアウトの手続き、翌朝空港までの車の手配などなどいろいろやるのは私なんだよ。

長期滞在を覚悟して荷物が多かったので荷造りが結構大変でスーツケースとお相撲ってこれ1ヶ月前も日本でやっていたような。「何も手伝えなくてごめんねー。」とすまなさそう夫。まだドクターXで出て来そうな大きな手術を受けたばかりで手術痕とか管の入ってた穴とか見てるだけでこっちも痛くなる。退院前にナースプラクティショナーが親切に一つ一つ説明してくれた。日本にもナースプラクティショナーっていらっしゃるのかな。今回は手術前、手術、手術後と担当ドクターは、数回変わったが同じナースプラクティショナーさんがずっとお世話して下さってとても心強かった。

夫には、とにかく動くなと言って汗をかきかき帰宅準備を頑張った。今朝は、4時起きで最終チェックと夫の身支度をヘルプ。余った食材やサランラップなどは、お知り合いになったサイパンからいらしているファミリーに喜んで引き取ってもらえた。荷造りもやっと終わり、さあ着替えようと思いきや今日履く靴下を出しておいたはずがない。苦労して閉じたスーツケースを開ける気にはとてもならず「着てるのは、ジャージだしもうええわ。」と裸足でスニーカーを履く。これじゃあまるで夜逃げじゃないか。

帰って一番に足を洗いました。

6時に予約しておいたタクシーもちゃんと到着してお世話になったアパートを出る。夫には悪いけど本当住み心地が良かったのでなんだか寂しい。

空港に着いたらそんな寂しさも吹っ飛んだ。早朝からクリスマス休暇で移動の人々で混み合っていた。車椅子をお願いしようと思ったが「立ってる方が楽だから。」長蛇の列の空港カウンターとセキュリティチェックを何とか終えてゲートでしばし休憩。「ちょっと眩暈がする。」と夫。そりゃ前日まで点滴してたからね。だーかーらー少し退院後も休んでからなどともう言っても遅いし、これからますます混み合う時期なので今帰った方が良いと脳に言い聞かせる。

17日間でいろんな事があったけど次回は観光でサンディエゴに来たいね。

家に着いてお待ちかねの義母がパジャマ姿でドアを開けてお出迎え。「ストーップ!当分ハグは、絶対出来ませんよー。あとお話する時は距離を保って下さい。」と今にも飛びつきそうな義母と叔母を制止。「はーい 離れて離れて。」とまるでアイドル歌手のマネージャーか。「手術の前日は眠れなかっとわ。」と義母。私なんてずーっと睡眠不足なんだけどとりあえず荷物をせっせと2階へ運ぶ。

ゆっくり階段を上がって来て部屋に入るなり夫が「寒い。寒い。おねがいヒーターつけて。」

だーかーらーあったかいサンディエゴでもう少し静養したら良かったのに。でもサンディエゴへ行く前は、クリスマス前に無事に帰って来れるとは思っていなかったのでいろんな事がスムーズに終わって本当に良かった。この後は、今回かかった費用が保険でカバーされるのでレシートの整理と書類を作成する宿題がある。

Caregiverのお役目はまだしばらく続くけどとりあえずサンディエゴから無事戻りました。ああーお日様が恋しい。


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