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9月20日

写真はご近所のアパート。最近、アパートを探している友達から連絡が来ていて何気なくお値段を見たら、賃貸だけでなく販売している3ベッドルームがおそらく最上階が日本円で約1億円という価格で売りに出ていた。誰が買うの?写真ではとてもモダンでバルコニーからの景色も良い。このサンフランシスコ、シリコンバレーエリアの家の値段は本当にクレージーだ。東京以上ではないかと思う。私が去年まで住んでいた築100年のオンボロアパートも12畳くらいの部屋と小さなキッチンダイニングと洗面所、お風呂(悲しいほど浅くそして下の階に水漏れ箇所があり、あまり使えず)水道、ガス代込で約10万円ほどだった。娘がうらやむくらいとても便利な場所ではあったけど。日本でお友達の家のお向かい側のモダンで素敵な一件家が家賃10万円と聞いて本当にうらやましいと思ったこともある。私がまだアメリカに来たばかりの時、500ドルも出せばゆったりしたアパートはいっぱいあった。それがどんどん値上がりして私の住んでいたアパートも新しく入った人は同じような作りの部屋で2000ドル以上払っていると聞いた。

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昨日、土曜日の午後に買い物などに出かけた帰りに夫がどうしてもよりたい所があるというのでついて行った。スポーツ用品店に入り夫が嬉しそうに私に聞いてくる。「これ買っていい?すごく安いよ」手には日本のダイワの釣竿。中学生の頃まで海岸で釣りをしていた夫が最近釣りをしたがっている。日本の釣り番組を見せているうちに日本の釣具に目を光らせていた。お目当てのダイワの釣竿といろいろ買って$50もしなかったので安かった。アメリカでもダイワやシマノは大人気だ。家に帰ってからも夫は嬉しそうに釣竿に釣り糸をつけてニコニコしている。仕事が忙しく、ストレスしていたので夫がハッピーなら良い。しかもナイキのスニーカーとかよりお手頃だったし。問題はいつこれを使うんだろう。寒くなる前ならお供してあげてもいいけど。

今朝、起きたら夫の釣竿のことはまだ知らない娘から携帯のメッセージで『昨日ねママ達がビーチのそばの家に引っ越す夢を見たよ。すごいリアルだったよ。』夫に伝えると「やった!毎日、釣りに行ける。」そこかい!と夫にツッコミを入れながら私も考える。私は、カリフォルニアは好きだけどできればもうちょっと精神的にも経済的にも穏やかな場所に住みたいと思っている。大きな家でなくて良いし、庭もいらない。大気汚染になる暖炉もいらない。私は車に乗らないのでガレージも一台分で良いはず。猫が寝そべるような日当たりの良い窓と使いやすいキッチン。ダブルシンクの洗面所と大きな深いお風呂が欲しい。たまに娘や友達が泊まりに来れるようバスルーム付きのゲストルームはあったほうがいい。できたら歩いて行ける距離で少し買い物ができる場所もあってベーグルやコーヒーの美味しいカフェもあったらいいなあ。あと絶対必要なのがMan Caveと呼べる夫専用の部屋。そこには夫のカワイイぬいぐるみ達と今までに集めたナイキのスニーカー、そしてこれから増えそうな釣りグッズと夫を収めたい。やはり私のドリームハウスはカリフォルニア州内だと軽く数億円は超えそうなのでまずはカリフォルニアから脱出するか宝くじだな。


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