9月9日
午前8時を過ぎてるのに外がオレンジ色。写真では目で見た色がうまく伝わらないと思うが空が夕焼けみたいな色になっている。どんどん空が暗くなってきた。今日は外には出れない。やっとあちこちで消火作業が進んでいたのに週末から火災が広がっているようだ。カリフォルニアだけでなくオレゴン州もらしい。腹立たしいのは、9月5日に北カリフォルニアでパーティーで使った花火のせいで7000エーカー(2800ヘクタール)も燃えてしまった。出産前のいわゆるベイビーシャワーお祝いの場で赤ちゃんの性別を発表するのに色のついた煙の出る花火を使ったとか。なぜこんな時に花火。紙吹雪とかカットしたケーキの中のクリームとかでお知らせすればいいじゃないと思う。というかそもそも出産前に性別お知らせする意味ある?
ご近所の友達から『ここは火星なの?』とメッセージがきた。火星は行ったことがないけどまさにそんな色。いつもは朝からにぎやかな犬達も何だかおとなしい。あんまり静かだとますます不気味だからお願い吠えて。
こんな日々の自粛生活中の私のささやかな楽しみは日本の父との文通である。元々、筆まめな父は月に1、2回手紙をくれる。電話でゆっくり話してくれないこともあり、私もよく手紙を出すようになった。最近は郵便事情も少し混乱気味で1週間で届くこともあれば2週間前に出したものが後で届くこともある。話は多少混乱するが届くだけでもありがたい。可愛い孫達に小包を送りたいけど日本からアメリカには今小包が送れないので困ったと書いてあった。アメリカからは日本へは小包が送れるので先日、日記でも紹介したお父さんの下着のようなマスクを甥っ子の写真と一緒に送った。父はスマホを持たないし、妹は忙しいので私が写真をせっせと現像して父に送っている。甥っ子のとてもいいお顔の写真だったので大きく現像して送ったのがとても嬉しかったのかすぐにお礼状がきた。
長年、繊維会社で技術者だった父は木綿のマスクがいかに素晴らしいものかと書いてきた。やはりコットン100%は素晴らしいのだ。めったに褒めてもらえないので読みづらいとは思うけど日記に載せておく。先月は私がアマゾンで実家に送った除湿剤がかなりご不満だったらしく除湿剤について書かれた手紙が来た。湿気が多い実家では私が帰省するたびに買い替えて家のあちこちに置いていたのだが当分行けないので父にお取り替えを頼んだ。その後に届いた父からの手紙には空気中に水分が含まれているのは当たり前でああいうものは博物館などに置くものですと書いてあった。とは言いながらもきっと家中の除湿剤をお取り替えしてくれたに違いない。
今回のマスクはとても喜んでくれたようでうれしい。あのマスクを買った時、私はどうしようか悩んだのだが日記を読んでくださった方が送ったら喜ばれますよと優しいコメントを下さった。思った以上に父が喜んで張り切って返事をくれました。ありがとうございました。
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