自分と向き合えた、上司の対応 #002

自分の弱点と向き合うことありますか?
私にとって、ひとつはミスをした時です。
でも、私はミスをした時はまず報告や問題の対処を行い、その後に自分を責める。そして気分転換して忘れるのが常でした。
あわてんぼうでおっちょこちょいの私は、毎日なんらかのミスをしていることが多くて、対応策として二度確認するとか手順を見直したりしてみても自分の実感として効果はあまり感じられませんでした。

新しい部署に配属されて1年ほど経った時に、上司から「これだけはミスをしないでください。」と言われてまかされた業務で、私はつまらないミスをしてしまいました。
その業務は外国為替予約です。
予約した時や変更した時、削除した時に数千円の手数料がかかります。
金曜日に予約した件を予約していたことを忘れて、月曜朝イチに再予約してしまいました。
予約直後に内容をシステムに再登録するときに気づき、一瞬で眠気がふっとびました。

すぐに上司に状況報告と予約を忘れていたという理由を説明しました。
普段はとても温厚な上司ですが、怒りの表情で「なんで??」と言われました。。。
その時に思ったことは(とうとうこの人を怒らせてしまった。どうしよう?
まかされた仕事もたのまれなくなるな)
おそらく一瞬歪んだ表情をして沈黙してしまいました。
フリーズ。
眠くてボーッとした中でやってたなんて言えない。。。

上司はすぐにいつもの感じで「わかった。あとは対応しておくから、引き続き緊張感をもって行ってください」
(え、それだけ??引き続きやっていいのですね!?)

さすがに二度目はないし、これからどうしよう。
そもそもどういう状況でこれが起こったんだっけ?
おかげで自分で落ち着いて状況を振り返り、自己を認め、原因と対策を考えることができました。

いままで私は数え切れない程ミス報告をしてきました。
くだらないミスであればあるほど上司は怒り、私は報告時に上司が納得できる理由を作り上げ、その場をしのいできてしまいました。
報告している時間が惜しいほど、ミスした時はとにかく早くミスを処理したい気持ちでいっぱいでした。
そして私自身も夫や娘から失敗して助けを求められた時に同じように怒っていました。。。

小学校の頃から計算ミスや漢字の覚え間違いに始まり、様々な機会でケアレスミスが多いとずっ~と言われてきて、自分の弱点をわかってはいたが、受け入れられてはいませんでした。

家族や仲間からミスを告げられた時、相手へ信頼や期待が高い時ほど怒りや自分にとっての正義を強い口調で責めてしまいます。
それはお互いとってマイナスでしかない。
ミスが起こった理由や状況を相手がどう理解して、次はどう対応すればいいか相手に聞くことが大切だな~と思えた出来事でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?