アンと愛情。

大好きなアンちゃんシリーズの最新刊をようやく読了しました。

「ほっこり」という言葉がアンちゃんのためにあるように思えてならない…そんなことを感じつつとても癒される読書時間を過ごしました。

前の二作はミステリー要素が強かったように思うのですが、本作品は和菓子の歴史を紐解くようなストーリーが多く「へぇ～」となることが多々ありました。

過去2作品もそうですが、アンちゃんが確実に成長しているんですね。おばさん思わず「頑張れ」と思いながら読み進めましたよ笑。アンちゃん自身も心境の変化があって成長するのに加えて、アンちゃんを取り巻く人の環境の変化がアンちゃんを強くする…

それでもゆっくりとした時間が流れます。物語が動いてほしいようなそのままでいてほしいような、そんなもどかしさを覚える物語です。

次回作を期待するのはもちろんですが、しばらくこの余韻に浸っていたいな。。。唯一無二の作品。