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【学校をつくろう】#2「学歴」

■「学歴」のコモディティ化

我が子の「成績」が良ければ、高等教育に満足するだろうか?もしそうなら、知っておくべきだ。「経済システム」は満足していない。

「成績」が良ければ、「学歴」を手に入れることはできるだろう。しかし、「学歴」がコモディティ化した現代では、採用における「フィルタ」としてしか機能していない。(一部の研究員やエンジニアを除く)

では、「学歴」より、効率的な「フィルタ」が台頭したら?それが「リファレンス」なのであった。

■「リファレンス」の世界

「彼は信頼できる」、その一言があれば、あなたは万力を得たも同然だ。では、なぜ今、リファレンスなのか。以下の変化に注目すべきだ。

・大量採用時代の終焉 → 「学歴」のフィルタ効率が悪化
・技術革新 → 「リファレンス」の検閲効率の改善

「学歴」フィルタは、未曽有の「経済成長」の産物であった。「経済成長」が停滞した今、より効率的なフィルタを、「経済システム」が求めている。

■「教育システム」の役割

では、高等教育に何を求めるべきか。ここでは、1つの答えを示すに留めたい。

目的:「質が高い」人材を、「経済システム」に供給すること
条件:「早い(1年)」、「安定(質・量)」
・「質が高い」とは、高度に「自律」していることをいう。
「自律」とは、「自ら考え、実践できる」ことをいう。

次回は、如何にして「自律」を促すか、そのメカニズムについて検討したい。

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