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【学校をつくろう】#1 「野望」

■学校という名の「工場」

先に言っておくと、僕はこの考えが嫌いだ。子どもは自由に育ってほしい。だけど、何かを変えたければ、それが何か、よく理解している必要がある。

現在の「教育システム」は、「社会への労働力の供給」を目的としてプログラムされている。一言でいえば、僕らは人材として「出荷」されている。

・教育システム × 経済システム = 国の発展
・教育システム(Input:子ども Output:労働人材
・経済システム(Input:労働人材 Output:付加価値)

要するに、「ちゃんと働いてくれ」ということだ。国民の義務だ、その点は議論の余地がない。論ずるべきは、以下の2点だ。

・品質のアンマッチ(原因:「教育」の陳腐化)
・価格のアンマッチ(原因:少子化)

「経済システム」には、企業活動がプログラムされている。そこにイノベーションが起こった結果、要求される労働人材の「質」も変わってきている。

また、少子化に伴い、労働人材の原価が高まっている。人口は急に増加しないので、「もっと早く出荷してほしい」というニーズといってもよい。

僕が言いたいのは、「教育システム」を変えるとき、「経済システム」のニーズを無視することはできない、ということだ。

■粗々のコンセプト

僕が提案したいのは、「高校の派遣会社化」だ。従来の高等教育を前1年に集中させ、後2年は企業活動に触れてもらう。

Before 義務教育(9) → 高等教育(3) → 大学(4) → 社会
After   義務教育(9) → 高等教育(1) + 実践教育(2) → 大学 or 社会

マネタイズが許せば、実践教育の2年間で得た給金は、大学進学に充ててもらいたい。自分で稼いだお金で、学びたいことを学ぶ。

「教育システム」と「経済システム」とが相互に還元し合う、そんな新しいシステムをつくりたい。(まだ想像の段階です)

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