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〈14〉 更年期とネット情報

更年期障害を少しでも治したい一心で、私のスマホには更年期についての情報が
山のように保存されるようになりました。

パソコンのニュースサイトでも『更年期』というワードを見つけると、
ほぼクリックする習慣がついてしまったので、
なにかと更年期関連のニュースが流れる事に・・・。

婦人科の先生が書いた記事から、芸能人の更年期体験談、
更年期サプリの宣伝記事まで・・・。
更年期初期の私は、その記事をくまなくチェックして、
少しでもこの不快な状況から抜け出そうと必死でした。

更年期に関する、相当の耳年増(耳だけじゃないけど・・・泣)です。

You Tubeでは同世代の主婦の方や芸能人の方が、症状や乗り越え方を発信。
同じような体験を聞くことで、勇気づけられた事もありました。

ヨガのチャンネルでは更年期向けのヨガもあり、
身体をリラックスさせるのに大いに役立っています。

Twitterでは日々の細かな不調をリアルタイムでつぶやいている方が多く、
更年期本やTVの特集では聞けないような、
その人ならではの独特の症状やその頻度が事細かく綴られ、
少数派の症状を抱えている時は、
「こんな症状も更年期のせいだったのか!」と少し安心したこともあります。

このnoteにも更年期をテーマに書かれている記事が沢山ありますね。

私にとって有効だったネット情報は

①学生時代、生理痛の辛さを友達と共有して乗り越えたような、
「みんなはどうしてるの?」を聞けるリアルな体験談。

②婦人科の先生がエピデンスに基づいて書かれた、保健の教科書的な
 信頼できる記事。
 中でも更年期体験をされた女性のドクターの言葉は説得力があり、
 このような先生にぜひとも相談したいなぁ、と思いました。

③「〇〇のような症状が出ます」だけでなく、
その理由と対処法(←これが一番知りたい)がしっかり書かれている記事。

一方、困った情報は

①「迷ったら、専門医の受診をオススメします。」という、
 受診の判断基準が示されていない記事。

 もちろん、いち早く婦人科にかかるのが良いのだろうとは思いますが、
 そうもいかない人たちがネット記事を見て悩んでいるんですよね?

 専門医の受診をオススメするのであれば、
 「〇〇の症状がみられたら」とか、「○日以上続いたら」とか、
 判断できる具体的な基準を書いてほしかった。

②結局は何かの購買をオススメしてくる記事。
 藁にもすがりたい更年期、気をつけないといろんな健康商品に手を出してしまう
 可能性が・・・。

③これは今後の希望としてですが・・・
 婦人科のホームページで、更年期治療の具体的なメニューと価格を載せてくれる
 と嬉しい!
 もちろん、個人の体調にもよると思うのですが、
 標準的な治療の値段を書いていただけると、
 迷っている人も診察してみようと思うきっかけになるかもしれません。

 実際、私が受けているホルモン補充療法も、
 思っていたより安く治療していただけました。
 薬局で更年期治療薬や漢方薬を買うよりずっと
 安く続けることが出来るなぁ、と思っています。

 更年期治療は長くかかることが多いようなので、
 どんな方法を選ぶにしても安心して続けるために、
 こういった情報も重要だと思うのです。

それにしても、昔に比べれば簡単に情報が手に入れられて、ありがたい限りです。

ここ最近の「更年期を気軽に語ろう」という風潮は、本当に良いことだと思っています。
更年期をポジティブに捉えて前向きに過ごしている人、ネガテイブに感じて少しダウンモードの人。それぞれで良いのだと思います。
みんなが自分の感じたことや、やってみたことを発信することによって、
誰かの共感を得たり、安心につながったり、支えになっているかもしれません。
こんな嫌な体験も、記録に残せば誰かのためになる、って
少し救われる気がしませんか?





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