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30DaySongChallenge #6

2020.5.17 DAY6
A song that makes you want to dance

BOTTLE ROCKET / ナードマグネット

忘れらんねえよが高校時代に出会った印象的なバンドだとすれば、ナードマグネットは大学時代のそれだ。

サウンドクラウドでインディーズを聴き漁っていたとき、「恋は呪い」にたどり着いた。

この恋は呪い
ああきっと死ぬまで解けない
あの日君が殺しそこねた
僕がここにいる

ゴリゴリギターで弾くポップなメロディで、ちょっと情けない、まさに"ナード"な歌詞を高音ギリギリで歌い上げるボーカル。
(nerdの意味はナードマグネットを知ってからググった。)

聴いた瞬間に好きになった。

本人たちも度々「いま流行の曲調ではない」と言っているが、逆に飽きることのない曲調じゃないかなと私は思う。

ナードマグネットが括られる音楽ジャンルである"パワーポップ"のwikiには、このような一文がある。

パワーポップ自体は、いずれの時代においても、爆発的な人気を見せてきたという訳ではなく、あくまで「ロックシーンを代表する程の盛り上がりは見せないが、どの時代でも一定した人気がある」といったジャンル、ムーブメントである。

言い得て妙。

そうしてナードマグネットにハマった私は、2017年のディプロマサーキット以降頻繁にライブに足を運ぶようになった。

ライブでよく演奏される曲のひとつが「BOTTLE ROCKET」で、サビの部分にダンスとも言えない手フリのようなものがある。

踊りたい!という感情になったことがない私の、精一杯の"A song that makes you want to dance"である。

ナードマグネットも昨日の忘れらんねえよと同様、音源では物足りなくなってしまうバンドだ。
早くライブに行かせてくれ〜

ちなみに、この曲が収録されたアルバム名「CRAZY, STUPID, LOVE」は、映画「ラブ・アゲイン」の原題から引用されている。

そういう小ネタが詰まっているところに、ナードマグネットを構成してきた文化への愛が感じられる。

須田さんのブログやツイッター、インタビューを追いかけると大体元ネタや好きな音楽、映画を知れるので、新たな出会いがあって面白い。

私はそれでThe viewとBeach Bunnyを聴きはじめた。
もっというと、weezerもナードマグネットが入り口だ。

「"邦ロック好き"から邦の字を消しにきました!!ロック最高!!!」という須田さんのライブでの一言で、音楽の幅がぐんと広がった。

ナードマグネットの音楽が好みにあえば、ぜひ。





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