Chinese Hiphop Cool 南京「Free-out」
第六弾となる中国各地のHiphopレーベルシリーズです。今回は南京を拠点とするFree-outです。
南京は中国東部にある江蘇省の省都で、最近イェに改名したKanye west が幼い頃住んでいた場所でもあります。
Free-outとは
現在のHIPHOPの神様的存在がかつていた南京を拠点とするFree-outは、2016年設立の比較的若いレーベルです。
Free-outは元々は貿易用語で、海上貿易で荷上げするときに使う言葉です。ヒップホップはアメリカから生まれたもので、その文化を中国に持ってきたという意味を込めてレーベル名に使われています。
南京の兄貴「MC光光」
Free-out発起人で、みんなの兄貴的存在です。若くて優秀なラッパーたちが将来南京を代表するようになって欲しいという思いから立ち上げたみたいです。
彼自身も歌詞、フロー、声質、バトル能力など全ておいて卓越した能力を持つ人物です。爽やかな見た目に反して、大嘻哈時代に出てた大支や重庆の首領であるGAIなどと曲でdissバトルを繰り広げた過去もあります。
Battle King「Kc左元杰」
Iron Micという中国のフリースタイルバトルで、2013-2016の上海地区で優勝した実力者です。仲間思いで、秘めたる熱さを持っており、個人的にFree-outの中だと一番好きなラッパーです。
屈指の名コンビ「Round_2」
いかつい見た目の方が貳万で、童顔な方が早安です。中国HIPHOPシーン屈指の名コンビです。どちらも今年の说唱听我的に出場していました。贰万は最初のステージで脱落しましたが、早安は龚琳娜とのペアで優勝を果たしました。
次世代のリーダー 「Ice paper」
光光に代わって、現在のFree-outを率いる新たなリーダーです。2019年に出した心如止水という曲が抖音(日本でいうtiktok)で大バズりし、一躍注目を集めました。他のラッパーとは異なる独特のフロー、歌詞の深さが評価されています。
Free-outに所属するラッパーは、イケメン揃いなんで他のレーベルに比べて女性ファンが多そうなイメージです。入れるなら入りたい!笑
追加
2021のサイファー曲がApple Musicに上がってました。全員のクオリティが高いし、8分以上ありますが、聴いてたらあっという間です。
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