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四弦ベースのニクいヤツ

私は、クラブミュージックと言うのでしょうか。
Houseというジャンルの音楽が好きです。
Houseじゃなくても、重低音の響く音楽が好きです。
アンプやスピーカー、プレーヤーのイコライザは低音を強調させ、中音域はほどほど、高音域はちょっぴり上げる。
こういうのを「ドンシャリ」と言うのでしょうか、柔らかな弦楽器やピアノの響きも好きだけれど、ズンズン鳴る低音も好きなのです。
そうなると困ったことにベースが好きになるわけで。

小学校の頃、リコーダーも満足に演奏できず、指の位置すらワケワカメだった私は、楽器がえれぇ苦手です。

なのに…
エレキベースを持っています。
しかも5,6本…

ベースには、やたら惹かれます。
しかし、これまで数本のエレキベースを入手してきましたが、全く演奏ができません。
ベースの造形も好きな私は、なんやかんや理由をつけてベースを5、6本持っています。

弾けないのに!
アフォか!!

もうね、アフォかと。アフォなんかと。

で、練習しようと挑戦したことは何度かあるわけです。
基礎練習というヤツですか、運指というヤツですか。

めっちゃ地味。

この地道な練習に耐えきれず、断念したこと数知れず。

わかるんです。
分かってるんです。

基礎はとても大切!

たぶん写真とも同じで、基礎がいかに硬いかで腕が変わるという事は重々承知です。
でもさ…あまりにも地道で私には耐えられませんでした…

ベースに限らず、楽器の演奏ができる人に敬意を持ちます。

私のような軟弱者は、初日から「菅野よう子/Rush」とか「菅野よう子/Tank!」のベースラインを弾きたいんです!
ピアノの前に座ったら「Erik Satie/Gymnopédies」を初日から弾きたいわけです!

いかん。
これではいかん。

そう思い立ちベースを押し入れから引っ張り出す。
まずはチューニングだけでもやってみよう。と、ユルユルの弦を巻いてチューニングアプリでチューニング。
最近は便利ですね。
昔はシールド(線)をチューナーに繋いで見づらい液晶でやっていたというのに…

アプリの指示に従い、調整。

すると、ある弦が

ベィィィィィ〜ンンンンンン…

と、何かに当たる音が。
…コレがビビるというやつか…

急いでドライバーと六角レンチを準備。
弦の高さをアゲアゲにして再び挑戦。

ベーン!

やったね!
多分これで大丈夫。
謎の達成感。
ヤッタ!ヤッタ!

いや、なんか違う。

なに謎の達成感を持っているのだ私よ。
弾いて練習して弾けるようになりたいんじゃないのか!

…とりあえずチューニングがしやすくなったエレキベースを部屋の隅に置き、何事も無かったかのように部屋の片付けを始めるのだった。

やらなアカン時って部屋の片付け始めたりしません?
…するよね?

…現場からは以上です。
ではまた。

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