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本から学ぶ”人生戦略“ その1「場」から考えるという発想

こんにちは。人生にイベントをおこすイベントファインディングコーチの
山田育子です。

このnoteでは、「40代、50代がやりたい仕事を手に入れるを方法」「【一生をかけて追い求める自分の「道」を生きる 55レザレクション(復活)】などのテーマに書いてきましたが、新しく『”本“から学ぶ”人生戦略“』というテーマでも書いていようと思います。

私自身が「本」から学ぶこと、「本」によって助けられたことがたくさんあること、そしてコーチとして、特にミドル・シニア世代の生き方について、日々いろんな相談を受けるなかで、出会った「本」の中にその問題解決のヒントとなる”本質“が見えることがよくあるからです。

今日お伝えする本は、

場」から考えるという発想
『世界を変える「場所的経営」』前川製作所 前川正雄著


私の友人から先日こんなことを相談されたんです。

「自分が働く場をよくしようと思って、いろいろ考え、経営者に提案しているけどなかなか理解してもらえない。経営側に、根本思想―理念がないのもすごく気になる」

私もかつて会社員だったこと、こんな想いにかられ、どんどん不満をためていってしまったことがありました。

そんな彼女の一番の問題は、経営者と現場で働く自分の視点のずれ。

彼女としたら、「私は私の私欲のために提案しているのではない。この組織、働く人のために、本来だったら経営者が考えるべきようなことを、私が一生懸命考えて提案しているのになんで耳を貸さないのか!」という想いがよぎるし、

経営者にもまた、彼らの視点でモヤモヤしたものを抱えているから前に進めない。

このずれをすり合わせることがうまくできないが故に、いい方向に進まない。彼女の人生、そしてこの組織で働く人たちの働く場に“イベント”を起こしていくことができない。

そんな状況になっているのですね。

では、どうしたら、”イベント“を起こしていけるか?というと、

大事なことは、
「働く場をよくしようとする”共通の目的“を確認する」こと。

中でも大事なことは、
「一度“自分”を手放して”場“から感じ取る」
ということなんです。

つまり、

「場」から考える。

ということなんです。

この
“「場」から考える”ことについて書いてあるのが、
前川製作所の前川正雄さんが書いている『場所的経営』です。

この「場」考えることを実践することによって、
前川製作所が、
・新しい製品を次々と生み出し、
・他社と競争しなくてもいいポジションを獲得し
・若い世代とベテラン世代が共創し、それぞれの良いところを発揮できる場をつくっている。

それを実現している。

では、
「場」から考えるってどういうことなのでしょうか?

場」から考えるための3つの鍵があります。

一つ目は、
「『場』に入る」という感覚
二つ目は、
場から”感じとる“
三つ目は、
「本質」を見つける

です。

一つ目の「『場』に入る」。
これは主体を「自分」から「場」に変えること。
自我を捨てて一端場所に入ってみることです。

例えば、本の中では、「営業の場所」と「場所的営業」の違いについてふれています。
「営業の場所」という時、主体は”自分“。
「場所的営業」という時、主体は「場所」なのです。
つまり、
(1)  一度”自分”自我“を離れる。
(2)  「場所」を主体に考えてみる
(3)  観察する。

二つ目の「場から”感じとる“」とは、
一度自我を離れて、場に入ってみて、
(1)  他の人の感じていることをどのように感じとれるか?そして聴きとれるか?
(2)  自分の感じていることをいかに他の人に伝えらえるか
(3)  深い対話

三つ目の「本質」をつかみとるとは、
つまり
(1)  共通して取り組むべき方向性を見出す
(2)  言葉にして共通認識する
(3)  共同体

です。

最初にご紹介した友人も、さまざまなことを学び、大事なことに気づいているアンテナが立っている人だからこそ、モヤモヤしてしまうのだと思いますが、まず一度自分を手放して場に身を投げだして、相手の“言葉”に耳を傾ける。

「場」を主体として考えてみることをしてみると、みえてくる世界が変わってくるように思いました。

この『世界を変える「場所的経営」』
著者の前川正雄さんは、1932年生まれ。今もまだご存命で90歳をすぎていらっしゃいます。そしてこの本の初版は2010年ですから10年以上前です。
でも、私は、この『場所的経営』的な流れがやっと今きているような気がしています。

ぜひ手に取って読んでみてください。

ただ、残念なのは、この本を読んだからといってすぐに、自我を離れて「場」を主体に考えるということができるわけではないということなんです。正直、私もこの本を読んで感動したのですが、自分事にするのに、時間がかかりました。

でもそれができるようになってきたのは「道具」を使ったから。
それが「方眼ノート」のメソッドなんです。

人は「考える」というと、主語は「自分」だと思っていますが、「方眼ノート」を使うと、相手を主語にして考えるということが習慣づいていきます。

そして、その習慣づいた視点で改めてこの本を読み返すと、ここに書いてあることが、もっともっと理解が進むようになり、自分の「場所」をどんどんステキな場にしていくことができるようになります。

ぜひ、この本を読んで方眼ノートを書いてみてください。

P.S.

①方眼ノート1Dayベーシック講座
私がまさに今はまっているノート術。課題を解決し、欲しい結果に自分で自分を導いていくことができるノート術です。是非手に入れて人生にイベントを起こしていってください!
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②10min.Focus MappingⓇ 初級・中級講座
あれもこれも!頭の中でごちゃごちゃしているものを一度紙の上に見える化して優先順位をつけられるようになる!緊急ではないが重要なことにもフォーカスし、行動できるようになる。魔法のメモ術です。
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④FBグループ
私は「ミドル・シニア世代のチャレンジを応援するグループ」をつくって。いくつになってもチャレンジする仲間を応援しあって、チャレンジし続ける人生を送りたいと思ってつくりました。もしよかったら是非仲間になってください! 
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非公開グループなので、入る時には、メッセージにnote読みました。と私にメッセージをくださいね。申請だけですと、入れないことがあります

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