親の介護が旬のとき
その時はいきなり来る場合もあれば
ゆっくりと近づいてくるかも知れない
もしかしたら
やり残したことや
もっと、して欲しかったことを
やり直すチャンスなんだ
かつて家族を乗せて
幾多の荒波を越えて旅した
笑顔と涙の詰まった大きな船は
年輪を刻んで老朽化した小舟になっていた
ナビが無ければ航路を迷い
ところどころが繊細で壊れやすい
修理とケアが必要だ
成長を助けてくれた、先に逝く先輩
最後まで教えてくれるのはあなたの慈悲か…
どう関わるか
それが代々廻るのだから
誰のためでもありゃしない
にっちもさっちもいかないのなら
介護の旬、その時を逃すのはもったいないよ
もう一度
手を繋いで歩こう
添い寝をしよう
それが堂々とできるのが旬のとき
味わわないのはもったいない
もう一度甘えるチャンスが来たのだから
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