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同じ景色は二度と見られない

当たり前のことかもしれないけれど。同じ景色を見ているようで違うんだなぁと...。

毎日の散歩コースは大体決まっている。もう、日々の習慣になってきた。今日は気乗りがしなかったけれど、重い腰を持ち上げて外に向かう。ぼんやりと歩いていて、いつもと少しだけ道を外れてみる。いつも見ている景色のはずなのに空が高く見えたり、草花が目に入ってきたり、まるで違ったように見える。自分の位置が変わるだけで、見え方が変わってくるんだな。

場所は同じでも、時間によっても見え方が異なる。今日は少し夕暮れ時。
中学生の子だろうか。自転車をこぎながら、目の前から向かってきた。すれ違うかな?と思っていたら、わざわざ自転車から降りて危なくないように配慮してくれた。お辞儀をしてすれ違う。それだけなんだけど、それだけで、心に風が通る心地がした。いいな、と。

見上げると、まだ少し白んだ空にうっすらと星が出ているのが見えた。一番星か。見渡すと、もう一つだけ見つけることができた。

この時間だから出会えた景色というのがあるんだな。

生き方も同じことがいえるんじゃないかと、少し想像する。同じ現象でも少し違った方向から眺めることで、捉え方が変わることもあるだろう。心に従って出会えたタイミングが、奇跡のような出会いを果たす時だってある。

当たり前のことかもしれないけれど、これって大事な気づきなのかもしれないなぁと思う夕暮れ時の散歩でした。

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