相手に対して気になる言動が出てきたら。

夫婦で生活していると「相手に対する気になる言動」というのが、生まれてくるものなのかもしれない。必ずしもそうとは限らないと思うが、いっしょにいる時間が長くなると、一つや二つ、目につく言動が出てくるものだ。

自分の体調や心身の状態がよければ、特に気にせず流せることも、体調が優れなかったり、心の余裕がなかったりすると、どうしても気になって仕方なくなる。
そして、自分の機嫌を損ねて、相手に苛立ちをぶつけてしまうということもそう多くないだろう。

わたし自身も、最近、夫に対する「気になる言動」を自分の中で処理することができず、当たってしまうことがあった。
妊娠中の不安や、体調、心身ともに不安定ということもあるが、それでも、相手に不満をそのままぶつけるのはよくなかったと反省している。

その反省も踏まえて、「相手に対する気になる言動」が出てきたときの自分の対処の仕方を考えてみようと思う。

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1. 自分の正義を押し付けない

相手に対して気になる言動があった時に、自分の中にある「正しさ」が、その言動を許せなくしている。
自分の中にある正義は自分で守っていけばいいと思うが、自分と相手とは、育ってきた環境、これまで培ってきた経験は、まるで異なっている。
自分の「正しさ」を振りかざしたところで、相手にとっての「正しさ」とは違う場合が往々にしてある。
おたがいの「正しさ」をぶつけ合っても、何の解決にもならないし、ただの言い合いになっておたがい消耗するだけ。
「正しい/正しくない」ではなく、自分が感じた思いを伝えるようにしたい。

2.自分の中にある不満を洗い流す

自分が満たされている時は、相手に対して不満を抱くことは少ない。
「こうしてほしかった」という不満。
「この先どうなるのかな」という不安。
自分の中に、何かしら不満や不安の感情が渦巻いている時に、目の前の現実に不満が現れてくる。
とすると、「相手に対する気になる言動」への不満は、実は自分の不満を相手に映し出した結果とも言える。
だから、相手に不満を見つけ出した時は、自分の体・心の状態はどうか、まず落ち着いて向き合ってみることから始めたい。
どこかに満たされなさを見出すことになるだろう。もし、その満たされなさが、相手に対して「こうしてほしかった」という不満であれば、その思いを素直に伝えたい。

3.自分を見つめ直す良い機会と捉える

それでも、どうしても自分の中で処理が難しく相手に当たってしまう時…、そんなこともあるだろう。

相手に苛立ちをぶつけてしまったり、
その結果、おたがい傷つけあってしまったり…
こんなこと望んでいないのに、そうなってしまった時は、感情が落ち着いてから、この機会に、自分と向き合ってみるといいと思う。

一人では決して気付くことができなかったことに気付くチャンスでもある。
相手と本音でぶつかり合ってみてはじめて、自分が見える。
それは自分の見たくないところかもしれないけれど、自分を見つめ直す良い機会だ。それは、自分の中でも「こじれて厄介だった」部分かもしれないから。

ただ、相手のために自分を変える必要はない。
自分のために、自分を変える。

自分がもっと生きやすく、相手と自分がもっと自分たちらしくあれるために、考え方や言動をあらためていく。

その機会を与えてもらったというふうに解釈すれば、ぶつかり合ってできた傷も無駄じゃなくて大切な思い出に残る傷になるかもしれない。

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夫婦になってまだ1年弱。
わかり合えているようでわからないことだらけ。
そう、二人はまったく異なる人間だから。
だから、わかり合おうとし、自分をより知ることができる。

うまくいくことばかりじゃないし、これからもぶつかり合うこともあるだろうけど、その都度、相手と自分と向き合いながら乗り越えていきたいなと思う。


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