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憂杞村南
2019年7月5日 05:39
二十歳にもならない人間が死んだことについてずっと考えている。年下のお通夜に行く機会なんて、あるとしても到底先のことだと思っていた。6月半ば、知人が死んだ。たった19歳だった。今年の4月に初めてお会いした彼の印象は、場を明るくすることに長けている“底抜けに明るい”少年だった。モデル(被写体)と劇団をやっていて、ファッションやメイクに造詣の深い少年。私の認識はそれ以下でも以上でもなかっ