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フーテン族のライブへ行く3【2024.5.12】

~お読みいただく前に~
こちら、
前々回前回に引き続き個人の随筆となります。
ライブレポートではありませんので、どうぞ寛大な心で。処々ご容赦ください…

* * * * * * *

初めてフーテン族のワンマンに行った日(3/20)の帰りがけ、今回行くこととなるツーマンライブのフライヤーを貰った。
ライブ後の浮遊感の中で受け取ったそれは、何となしに帰宅後冷蔵庫に貼っていた。
眺めながら、「ツーマンか…なかなか行くにハードルが高いな…」と、当時思っていたけれど、結局それよりも前の対バン(4/5)を経験することにより、チケット予約までは余裕だった。私もなかなかに成長したものだ。

不安要素としてあったのは、今回会場となるライブハウスが、下北沢という地であること。東京に住んで長いが、高円寺同様、ほぼ上陸したことが無い。
若者の街、そしてバンドマンの聖地とされ、石を投げればバンドマンに当たると噂のシモキタ……
ライブ前の週末くらいになって、徐々に逃げ腰になってくる。そういえば前回のライブから1ヶ月以上経過している。免疫がなくなってきたのかもしれない。
若者怖い…バンドマン怖い…いや、そもそも若いバンドマンを見に行くんだよな、でもなんか怖い…
対バン相手の「YAPOOL」を予習。元気系だな。陽キャの熱い波動を感じる。ファンもきっと活きがいいのだろうな。タイトルの「すてごろ」って血の気が多いな。

何となく、またライブに対する不安感に苛まれるようになってきた。

よくないよ…
(これ原作で普通にいいシーンだったわゴメン。)


結局のところ、当日は開場時間ギリギリに下北沢駅へ到着したため、街の畏怖を感じる暇もなく、目的地まで猛ダッシュすることとなる。
例によって迷子になりながらも、無事に到着しライブハウス内へIN。

shimokitazawa THREE

出演順はフーテン族が先手とInstagramの情報で把握していたので、ステージ前方へ位置取る。
初めてのライブはステージ正面中程で、2回目は上手寄りで観た。だから今回は下手側で見てみたい。
空間が開いていたので、いいのかなと周囲を伺いつつ、僭越ながら前に行かせていただいた。最前列、立ち位置からは鋭角にステージが端まで見える。なんと贅沢な。

そして、ライブスタート。
その夜のフーテン族も最高によかった。
最前列のおかげで、全員の演奏するほぼ全身の姿を、視界に収めて見ることができる。
分かってはいたけれど、みんなエグいくらいカッコいい。特にギターソロでは、比喩でなく呼吸を忘れるくらいだった。
生音を聴くだけでもライブの価値はあると思うけど、やっぱり楽器と手元が見たいと思う。(前列の人との身長差にもよるけど、3列目以降だと、なかなかこれが叶わない。)
今回は目の耳とでくらわされてしまった。またもう一歩、深みにハマってしまった気がする。
あと、多分自分の真隣にあったのはおそらくウーファーで、身体に低音をビシバシに受けていたのがなかなかに気持ち良かった。
11曲があっという間に感じた

三度目のライブでも、もっともっと見たいと思わせてくれる。今宵もありがとう…フーテン族、ありがとう…

以下、初めての最前列で感じた弊害――とはでは言わないまでも気づいたこと。
①視界からの情報過多でやや集中力に欠ける
幸せなことに観たいところがとにかく多い。目が足りない。
②がっつりセットリスト見える
床になんか謎の単語が羅列された紙が……あっセトリだ。ネタバレ気にしない勢だから問題ないのだけど…見ていいのかい。見ちゃうよ。何その略称
③歓声出しづらい
流石に演者本人の極めて至近距離で歓声を上げるには勇気が要るし、出来ない。悪目立ちしないレベルで、めいっぱい曲に乗れたつもりだけれども。


ライブは後攻、YAPOOLへ。
そのとき私は体力的な心配があったため、後方壁際でステージを観ていた。
ベガ立ち状態になってしまったら申し訳ないな……と思っていたけれど、気づけば彼らのパフォーマンスにずっとのりっぱなしだったし、最終的には拳を突き上げて一緒に歌っていた。
パワーがすごい。ボーカルの主人公感、ギターヒーローのヒーロー感すごい。
眼前には、旅行客っぽい外国人の女性組がいたが、彼女たちも始終ノリノリでずっとステージに釘付けになっていた。

フーテン族もそうだったけど、ライブの感動は、YouTubeや音源のそれを何倍にも上回ってくる。
歌唱の褒め言葉として「CD音源みたい」と表わされるけれど、バンドはライブこそが真骨頂なのだと、改めて思った。

下北沢には沢山ライブハウスがあるらしい。この夜にみた2つのバンドのステージが、下北沢の何てことのない日常なのだとしたら、バンドマンの聖地と呼ばれることにも頷けるかもしれない。でも日常に埋もれて欲しくない。今日は特別な日であってほしいし、私にとってはそうだった。





ライブ終了後、ゆるゆると退場が始まるころ、
物販コーナーでフーテン族メンバーの面々がファン対応しているのを目にした。
あわよくば私もと、持参していたホワイトのペンとCDを手に、サインをお願いできないかと依頼。快く引き受けていただき全員分のサインを貰えた。

(フジノスケさん、対応いただきありがとうございました。ワンマンのとき撮らせて貰った動画がかっこよくて何度も見返してます)
(小野寺さん、この日ステージ間近で見れて最高でした。)

直接声をかける機会があったのに、一番伝えたいことを自分の口から言えなかった。
また次回があればリベンジしたい。

大事にします

さて、次に行けるライブはいつだろう。
情報の告知を楽しみに待ちたい。


* * * * * * *

お読みいただきありがとうございました。
熱量を発散させるために始めた駄文ですので、多々お見苦しいことと存じます。

先日、友人の1人に、「推してるバンドがあって文章をしたためてるんだよね…」と
noteに公開した内容を読んでもらったところ、「ひとりよがりすぎる」と若干…いやかなりドン引きされました。ちょっと自重しないといけないなと思います。
哀れみをもってでも、ちょっとでも面白がっていただけたなら幸いです。

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