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これは小説です。

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勢いで初めてみました。 短編小説を投稿していく予定です。マガジン名悩み中。
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2020年2月の記事一覧

正月に食べた魚

正月に食べた魚

 これは嘘の話です。

妻の実家に行ったときに初めて知った話である。
 1月2日N県にて妻の実家にて挨拶に行った。
 その日は前日が大雨で憂鬱だったのだが、妻は良い正月になると喜んでいた。
 私にはなぜそうなのか疑問だったのだが今こうして目の前にある、平べったい焼き魚を見てその謎が一層深まった。
 妻は普通の女の人だ。そして妻の家も代々なにか家業をやっていたというわけではなく、平凡な家だった。

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一億円が当たった男

一億円が当たった男

 これは嘘の話です。

中田義之は36歳にして一億円を当てることができた。特にやることがなくてぼんやりと動画サイトを見ているだけの義之だったが、その当選メールを見た瞬間飛び上がって起きた。
「ご当選おめでとうございます。つきましては、×月×日(土)に○○駅まで来てください。」
 スマホに書かれたその文字列を義之は何度見見返した。
「やった!やったぞ!あたった!」
 義之は自分以外誰もいない一人の

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ゆらぎ永遠子のライブに行きたい

ゆらぎ永遠子のライブに行きたい

 これは嘘の話です。

午後の授業が始まるまでの少し長い昼下がりの休憩中、いつも静かにソシャゲしたり飯食ってポツポツとしゃべる俺たちであったが、今日は少し違った。
 友人の一人、平沢が声を潜めてこういうのだ。
「聞いてくれ、ゆらぎ永遠子(ゆらぎ とわこ)ちゃんがデビューする。」
 俺と鈴木の顔を交互に見つめながら平沢は真面目にそういった。
「そうか、あのサ終(サービス終了の略)しそうなやつか

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僕の町には龍がいる

僕の町には龍がいる

これは嘘の話です。

 授業中教室の窓から空を見上げると今日も龍が漂っていた。龍がこの町を訪れるようになってから10年がたった。その前には中国に35年間居て、その前はロシアに150年間ぐらいいたらしい。最初に発見されたのはずっとずっと昔のことで、その時はみんなで龍を退治しようとあの手この手を使っていたようだけれど、龍は僕たち人間、この地球上の自然の力全ての力を束ねても傷一つつかず漂っていた。
 僕

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