小さな夢が叶うときは忙しくて面倒くさい

いつ頃だろう、確か2年くらい前かなぁ。「いつかマルシェに出てみたい」と思った。でもすぐに「マルシェに出すものがないわ、解散」と諦めた。

あさって日曜日、初めてマルシェに出店する。タロット占いと本で。小さな夢が叶うわけだ。

でもわたしの気持ちとしては、準備に不安があったり、暑さが心配だったり、何が起きるか分からないことがモヤモヤの塊となったり、投げ出したい感じ。お客さんが一人も来なかったら少し寂しいし、でも人が多くても怖いし。

いつもそうだ。

何かが思ったとおりにいきそうになると、急に面倒くささや分からなさがパァ〜っと広がってきて、他のことに集中できなくなり、何もかも嫌なような気がしてくる。予定を全部キャンセルしたくもなる。

アクセルを踏んでるんだか、ブレーキを踏んでるんだか、分からない。

やりたいのか、やりたくないのか、分からない。

でも申し込みをしたものくらいは、こなさねば。過去の自分が恨めしいような、感謝したいような。

いつもこんな感じだ。

中学生の頃に保健か何かの授業で「嬉しいことがあってもストレスになります。結婚や昇進は嬉しいことだけど、ストレスになって体調を崩すこともあります。」と習った。そのときはびっくりしたけど、わたしはまさにこれだ。嬉しいはずのことが、しっかりストレスになるタイプ。

4月はマルシェ、5月は文学フリマ。時間に余裕があるときは「いえーい」って感じだけど、近づくと「あぁ申し込まなきゃよかった……」ってなるやつ。

この繰り返しの人生だ。シンプルにハッピーな瞬間って少ないな。心持ち次第なんだろうな。

わたしの一番好きなアイドルである元モーニング娘。の亀井絵里ちゃんはこんな名言を残している。

「幸せになりたい幸せになりたいってずっと思ってると、幸せになりたいってだけで終わっちゃうんです。

幸せだなぁって思ってるとずっと幸せのまま過ぎていくんです。」

その通りだ。どこで自分の心持ちを変えるか、スイッチを切り替えるか、ただそれだけの話なのだ。

スイッチを切り替えさえすれば、いつでも幸せだし、いつでも不幸になる。

80歳から戻ってきた気持ちで生きるとか、寿命があと2年しかないつもりで生きるとか、戦争が始まって自由がなくなった時を想像して生きるとか、職業を選べなかった時代に思いを馳せるとか、そういう設定を作って生きるのもひとつの作戦だ。

幸せと自由を分かっていよう、自分よ。

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