わたしの幸せは感情を感じること

お金とか名誉とかじゃなく、何もないときに好きだと言ってくれた気持ちとか、気を遣って買ってきてくれた度数の低いお酒とか、少し無理して遊園地について来てくれる感じとか、お金がないのにコンビニのケーキを買ってきてくれる気遣いとか、そういう本人たち以外は見ることすらできないような小さい幸せを感じながら生きたい。

「人生で何がしたいですか?」と言われたら、「人と気持ちを交換したい」「いろんな感情を感じたい」と答えるかもしれない。その最たる例が恋愛で、だから恋愛というものがすごく好きだったし、きっと今でも好きだ。きっと仕事でも子育てでも感情を感じたりときめいたりするのだろうけど、深くは知らなかったはずの他人と距離が0になる経験は、恋愛がわかりやすいし幸せな形だと思う。浅かったり広かったり短かったりする恋愛感情が、きっと好きだった。

感情が少ないと楽だし仕事に注力できるし悩みも減るけど、やっぱりプラスもマイナスも含めて感情が好きだから、心が動く活動をしていきたい。急にいろんな人に会ったら気持ちが忙しく動いて、色々なことを思い出して、一瞬気持ちが沈みもしたけれど、それも含めてとても幸せだと思った。

「幸せになりますように」を分解すると、「いろんな人と関わって、いろんな感情を感じて、嬉しくなったり悲しくなったりできますように」なのかもしれない。

気持ちを感じたり、思い出したり、想像したりしながら短歌を書いたりしていたい。ドライな方ではあるかもしれないけれど、それでも感情を大事にしたい。感情は誰にも奪えないし、お金ではやりとりできない。どんな人にとっても自分だけのもの。

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