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わたしの本棚69夜~「言語化力」

 11歳のころ、父親の事業失敗で、世田谷の一軒家から板橋区のはずれの団地へと夜逃げをする・・・といった生い立ちが書かれて、まず、びっくり。通っていた暁星小学校で、友人たちにどう説明しようかと頭をめぐらせたことなどが書かれており、クリエイテイブな仕事をする人の創造力、想像力の原点、相手を楽しませること、不快に思わせないことなどの気遣いの原点をみた思いでした。わたしは頭の回転が速くなく、瞬時に思いつかないこと多くて、ああいえばよかった、と思うこと多々ある人生なので、言葉の使い方で発想をかえるというのは共感しますが、なかなか現実で瞬時に駆使するのは難しいなあ、と思ってしまうのが本音でした。

☆「言語化力」三浦崇宏著 SBクリエテイブ株式会社 1500円+税

 博報堂を辞めた著者が、たちあげた新しい会社に移るときに、「転職」ととは言わず「ジョイン」という言葉を使おうというところなど、なるほどなあと。言われてみると、転職というマイナスの意識から、ジョインという参加するというプラスの気持ちに変われそうです。正直に生い立ちを述べておられ、前向きに発想をかえていく姿勢には、潔さがありました。

#言語化力 #三浦崇宏 #SBクリエテイブ株式会社 #推薦図書 #読書感想文

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