わたしの本棚95夜~「ほめるのをやめよう」
読書の秋2020で、日経BP社さんから副賞に図書カードを頂いたので、課題図書を読んでみようと思いました。三―三―さんの感想文が面白くて、上手く表現されており、本を楽しみに読みました。
☆「ほめるのをやめよう」岸見一郎著 日経BP社 1600円+税
優しい語り口で書かれていますが、実践するのは難しいなあ、と思いました。ほめるのをやめよう、叱るのをやめよう、部下を勇気づけよう・・。
根底にあるのは、上司と部下は平等であるという考え。尊敬しあう関係になるということ。三―三―さんの言葉を借りると、この本はリーダー論ではなくて人間論になる、なるほどと共感でした。
わたしも三―三―さん同様、リーダーからほど遠い人間で、ついていくタイプなので、こういう機会がないと読まない本でした。それゆえに考え方、とらえ方は新鮮でもありました。
一方で、出口治明氏が何かの本(インタビュー)に書いてあったのですが(書名を忘れてしまいましたが)、リーダーになる人は生まれながらに決まっているという意見に、今まで、そうだよ、オーラ―があるもの、と思って納得していました。大きな声を出せたり、行動力があったり、人望があったり。そして、どうしても、好き嫌いという感情のフィルターを通して人間をみてしまうと、好きなリーダーに魅かれることあります。同じ言葉を発しても、それ以前の関係、好き嫌いがあると、違って聞こえてくるものでもあります。
上司と部下の関係が決して上下関係ではなく、平等の関係だということをわかっているかどうか。これがよきリーダー論に繋がる・・・。こういうみかたができるんだ、と小さな発見でもありました。
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