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わたしの本棚7夜~「未来へつなぐ食のバトン」


  4月に大林監督が亡くなられ、8月に遺作となった「海辺の映画館・キネマの玉手箱」が公開されました。ポップで、色彩鮮やかで、反戦のメッセージが色濃い作品でした。未来を考えるとき、平和を願い、それからの段階として食生活。娘さんの千茱萸さんの未来へつなぐ食べ物の栽培の取り組みを記した本です。

☆「未来へつなぐ食のバトン」大林千茱萸作(ちくまプリマ―新書)950円+税

子どもたちの給食を地元農産物でまかないたい。有機野菜。そんな大分県臼杵市の取り組みを映画にして欲しいという依頼を受け、映画「100年ごはん」が生まれました。製作の過程、上映会で広がっていく人の輪、つながりを優しい視線で語った本です。上映会に2回参加して、その熱さと志に共感しました。食べることが愛しくなり、丁寧に生きることを教えてくれる本です。

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