#最近の学び、パートⅢ
発達障害についての研修で。
結論からいうと、教育の現場にも、もっと科学リテラシー、医療リテラシーを、ということである。
そうすると、努力とか、感情とかに、とかく左右されがちな現場をもっと単純にわりきって考え直せる。
がんばって努力できないこともある、互いに感情を理解し合えないこともある。
そんな当たり前なことを忘れがちな自分もいる。
教育もひとも万能ではない。
障害はだれにでも在る。
配分の違いで、時代、社会の在り方で、その特性や生きづらさは大きくかわる。
だれかの、なにかの支援を受けながら、最終的にはそのひと本人が特性を生かし、生きやすくなれるよう、臨界点を考え、共有し、工夫し合う。
#れおくんのともだち 、でも書いたように、小さな日々の営みがそれぞれ大切にされ、明日への活力となるように、互いが寄り添って生き合わねばならない。
講師の精神科医の先生は、長い眼でみると、互いが真摯に熱意をもって取り組んだ事例は必ず、好転すると言われていた。
一方が他方を矯正・管理、否定する関係性から解放され、互いのその原点にある良性・長所を肯定的に生かし、認め合い、育む関係性を築いていく。
それは、障害の在るなしにかかわらず、ひととしての生きやすさでもある。
ひとは、共生できなければ生きていけない。
互いの優位性を競い合えば、きりがない。
季節柄、宮沢賢治の童話「どんぐりと山猫」を思い出した。
一郎が山の中でみたどんぐりは、どのどんぐりも黄金色に輝いていた。
講師の先生の話を聞きながら、そんなことを考えた最近の学び、パートⅢである。