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還暦は、二度目のハタチ。
2024年2月 骨と雪とお雛様
アットホーム納骨堂
仏壇のない家で育った。
だから、一年前に父が亡くなった時、いわゆる死後の手続きの慌ただしさの中で、仏壇問題にも直面することとなった。
・・・そもそも、要る?
そんな疑問がないわけではなかった。罰当たりかもしれないが、「ない」家で育った高齢独身者で末っ子のそれが正直な感覚だ。
写真立てとお花とお線香、そんな感じで良いんじゃな
還暦は、二度目のハタチ。
2024年1月 旅支度そして出立(後編)
死ぬまで続けたいライフワークの仕組みを思いつく。
全国に150万人余りいるらしい、還暦男子と還暦女子。もし私が会社員だったら、還暦は定年の年として、人生の大きな節目になっていたことだろう。家庭を築いていたなら、第二の人生と称して家事も定年とし、趣味をエンジョイしたり、夫と海外旅行に出かけたりしていたかもしれない。
しかし、そうではない。自分の場合は
還暦は、二度目のハタチ。
2024年1月 旅支度そして出立(前編)
妻でもなく、母でもなく、子のままで「還暦」。
生きてさえいれば、誰もが迎えることになる還暦。人生の節目としての感慨はさほどなかったが、アラの後がフィフからカンへと変わること、軸足が中高年の中から高へと変わること、の否応のない重たさは察し始めていた。
なんとなく意識はしつつ、しかし、し過ぎないように。そうすることで、自分自身を新しいあたりまえに慣ら