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~毎度ばかばかしい話を一席~ (2021/02/14)

今回のテーマは「ディアトロフ峠事件」

※本コラムは、登山に関するちょっとした小ネタです。 運営者の主観と独断におもいっきり振り切っていますので、参考にはしないでくださーい。

<ディアトロフ峠事件>
以前より、登山にまつわる不可解な怪奇事件として、フリークの間ではちょっと名の知れた事件ではないでしょうか。
簡単に言いますと、約60年前のソビエト連邦(現:ロシア)で起こった、登山パーティー(9人)の集団怪死事件です。 その原因を巡って、様々な説が提起されてきました。 自然現象からソ連政府の国家陰謀や宇宙人の仕業など百家争鳴状態です。
日本でも、怪奇現象や超常現象などをテーマに扱うTV番組でこれまでも何度か取り上げられているので、概要をご存じの方も多いかと思われます。
最近、科学的に合理性の高い論説が提示された、との報道がありましたので、ちょっと取り上げてみました。

1. 「ディアトロフ峠事件」 (Wikipedia)
事件のあらましを大きく把握するにはちょうどよいかと思われます。

2. 「ディアトロフ峠事件」真相の科学的解明に関する記事 (ナショナルジオグラフィック)
趣意は「雪崩説」です。 これまでは「現地が雪崩地形ではない」等の理由で否定されたり疑問視されてきました。 しかし雪崩現象などに関する新しい知見などを取り入れています。

3. 「アナ雪」CG技術やGMのシートベルト開発研究に依拠したディアトロフ峠事件の解明に関する記事 (TechCrunch)
上記2のナショナルジオグラフィックのニュースを引用しつつ補足解説をした記事です。 上記2の記事にはない図解などがあり、理解の助けになります。

4. ロシア検察による、ディアトロフ峠事件は「雪崩が原因」で結論に関する記事 (産経新聞)
ロシア国内だけでなく、広く海外でも知られて騒がれたことが原因なのか? ロシア当局が事故(事件?)後約60年をして正式に再調査したことに関する記事です。 
発生当時は「事故」(自然現象が主因)ということで「事件性なし」と処理された案件ですから、そのような案件を再調査することは、ロシアに限らず異例中の異例な対応ではないでしょうか。 
そういうわけでしょうか。 「再調査することがむしろ怪しい」などと、かえって「国家陰謀説」をフリークの間で煽ったような印象があります。

5. 書籍「死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相」 (河出書房新社)
著者:ドニー・アイカー(米国人)  出版年:2018年8月(原著は2014年10月)  価格:2350円(本体価格)  翻訳:安原和見
米国の映像製作・監督である著者による「ディアトロフ峠事件」の真相を追及した一種のノンフィクション作品となっています。

6. 映画「ディアトロフ・インシデント」 (※映画公式サイト)
米英露合作(2013年制作)の「ディアトロフ峠事件」を題材にした映画作品です。 ディアトロフ峠事件で遭難した登山メンバーを描いた作品ではなく、「ディアトロフ峠事件」という怪事件の究明に取り組むアメリカ人学生たちが遭遇する怪奇体験という体裁になっています。 
事件をモチーフにしたSFホラー映画のような娯楽作品だと思った方がいいと思われます。

7. ディズニー社によるロシアTV番組「ディアトロフ峠」放映権購入に関する記事 (スプートニク)
ロシア国内で制作された、「ディアトロフ峠事件」を題材にしたTVドラマ『ディアトロフ峠』に関するニュースです。 残念ながら、日本での放映や配信は現状はない模様ですが、もしかしたらそのうち「ディズニーチャンネル」などで放送・配信されるかもしれませんね。

 

< 補足 >
今回提示された論説は、それが本事件の真相なのかどうかは別として、雪山におけるテント泊やビバーク上の注意、そして雪崩に関する知識として登山の参考にもなるのではないでしょうか。

 

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(2021/02/14 10zan)

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