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とわさき芽ぐみ(棲絵妥ろか)
2022年3月5日 13:56
むぢのまち/とわさき芽ぐみ むぢゆんむぢゆんと唾を吐く コンクリートに満ちる解放 鬼さんこちら、手の鳴るほうへ フラッシュをたき影をもぎ取る ピクセルで洗/荒う半導体 何も知らないハンドルを切る ねおん、ねおんと鳴く仔猫 自由って、萎びたフライドポテトの歪みのこと あるいは、一滴だけ腹にしょうゆを湛えた魚のこと
2022年2月16日 12:35
眼があって私をじっと、凝視している瞳孔に映る私はピントのボケた虫の羽みたいにフラりフラりとどこにも目的が定まらないままフラりフラりと死んでゆく蝶のように中身のなさを露呈している。果たして、この、眼は、それを見つけようとしてあるいは凝視される。という目的を与えようとして私に視線を与えているのか。もはや意味をなさない靴底で地面をひたりと感じながら
2021年8月7日 10:43
Short-Forest短い森を消去法で選択してボタンのないコントローラー持たされてパンクしたコーラの泡をぶちまけて生えてくる花を摘んで電線にシャボン玉ぶつけていく足跡がないから歩けないでも、やっぱり湯気はあたたかそうだからコントローラーは手に馴染みきってふやけ始めたぐらいだけどそれぐらいわたしの手として手だから蹴りたい石が蹴りやすいかどうかなんて知らない手放しでスキッ
2021年8月7日 10:36
ぽすと・とうきょう /とわさき芽ぐみざらりとした声色の夕立が街々の大きくうねるストローの中を駆け巡って脆いエンターキーを腐ったエンターキーをことごとく叩き割ってゆくひらがなでできたはやくちことばとうきょうとっきょきょかきょくとなりのきゃくはよくかきくうきゃくだとうきょうは孵化していたのだいつのまにざらりとした木漏れ日のなかで小さくう