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リサーチとデザイン

こんにちは、10INC.PRチームです。
さて本日のtoiro通信は、最近注目されている「デザインリサーチ」について、10INC.の考え方をお伝えしていきたいと思います。


■デザインリサーチとは

「デザインリサーチ」とは、「プロダクトをデザインするためのリサーチ」と定義されることが多く、主に観察調査や1対1のインタビューなどの定性的手法を活用し、生活者を深く理解することで、インサイトや機会を導出することを目的としたリサーチです。

■マーケティングリサーチとの違い

マーケティングリサーチは“仮説”を立て検証することを目的に行われることが多いです。
一方デザインリサーチは観察や洞察からアイディアのヒントを導いていきます。自らの気づきを元に新たな“問い”を発見し、新しいプロダクトやサービス開発に役立てていきます。
この点が、従来のビジネスで活用されてきたリサーチとの、最も大きな違いであるとデザインリサーチのさまざまな文献で語られています。

参考:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/design/stories/designresearch/

しかし、本質的な手法はデザインリサーチ、マーケティングリサーチいずれも変わらず、デザインリサーチはマーケティングリサーチで言われる「機会探索型」のリサーチとなり、10INC.ではマーケティングリサーチにデザインリサーチは包含されると考えています。

■今、世の中に求められていること

「いかによい問いが立てられるか?」

デザインリサーチが注目されるようになった背景には、不確実性の時代と言われ、社会の変化が早く未来を予測しづらく、これまでのロジカルな考え方では変化に追いつけない状況があるからと言われています。
また、テクノロジーの発展により大きな「課題」や「困りごと」はある程度解決されている現代で、新たな課題=「問い」を立てる難しさがあります。
そのため、デザインリサーチのような、機会探索のためのリサーチが重視されるようになってきました。
問いの質を高める方法のひとつに、多様な立場や専門性を持つ人が対話をすることが挙げられます。
開発技術やクリエイティブの視点とマーケティングの視点は時に対立することもあると思います。しかし対話をすることで、自分の固定概念に気づくこと、その固定概念を壊すことで新しいものを生み出すことが可能になるのだと思います。
デザインリサーチにその対話を組み込む有用な方法として、関係者を集めてワークショップを実施することが一般的です。

■10INC.のマーケティング&リサーチ コンサルティング

10INC.のリサーチは、コンテキストからインサイトを探り、量的情報から課題の構造を把握することでビジネスの戦略設計や打ち手を可視化していきます。

生活者や有識者の声を理解するインタビューでマーケットを理解し、事業者やステークホルダーの考えをまとめていくワークショップがプロジェクトを推進する鍵と考えています。
10INC.のワークショップでは、インハウスデザイナーによるグラフィックレコーディングを活用することで共通理解と合意形成を促進し、情報の可視化をサポートいたします。

グラフィックレコーディング例

動画:https://youtu.be/U5tDK7WK4IU?si=F3h7F1GhgWT_1IUx

次回は上図のようなグラフィックレコーディング等の情報の視覚化の重要性についてお伝えしていきたいと思います。

10INC.は、定性リサーチャー/モデレーターが多数在籍し、MROCのプラットフォームも保有しており、定性調査に自信があります!さらに、事業会社出身者やグローバル経験の多いコンサルタントも多く、マルチカントリーで幅広く課題解決をしてきております。マーケティングリサーチの企画~実施だけでなく、マーケティング戦略立案、施策提案まで対応可能です。

貴社の課題を丁寧にヒアリングし、課題解決に向けて、ご提案させていただきます。ちょっとしたお悩みでも構いません、お気軽にご相談ください。



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