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10 Interview Vol.3|「多様な業界の経験を積みリサーチャーとしてのキャリアを伸ばしたい」

みなさんこんにちは!10INC.PRです。
今回は10INC.で働くメンバーにインタビューをしていきます。
3人目の今日は、10INC.コンサルタントの梅田さんにお話しを聞いていきます。

【プロフィール】
名前  梅田
部署  リサーチ&コンサルティング事業部
役職  リサーチディレクター
入社  2020年

‐入社のきっかけを教えてください。

「多様な業界の経験を積みリサーチャーとしてのキャリアを伸ばしたい」

代表の佐藤さんからお声がけいただいたことがきっかけでした。
前職の化粧品メーカーの調査部の仕事はとても楽しいものだった一方で、商材や対象者が限定的になっていくことが寂しいとも感じていました。
化粧品は大好きだけど、他の業界や商材をもっと知ってみたいという好奇心が強くなっていた時にちょうど佐藤さんから声をかけてもらったので、転職を決意し10INC.に入社することになりました。

‐仕事としてリサーチを選んだ理由は?

新卒で大阪のリサーチ会社に入り、オペレーション業務からリサーチのキャリアが始まりました。
もともと「人を知る・新しいことを知る」ことが好きだったので、リサーチの仕事は本だけではわからないことや、まだどこにも出ていない新しいことを知る機会をたくさん与えてくれました。

それまでも、年代や業種も異なる様々な人と話す中で、「この人はなぜこんな風に考えているのか?」など、その方の考えを自分なりに(勝手に)分析していました。
なので、仕事でこれまで以上に様々な人や物事に接することで、「それが仕事だったら面白いじゃん」と思いリサーチにハマったんだと思います。

最初はオペレーション担当として会場調査や定性調査の対象者リクルートを担当していました。オペレーション担当として定性調査に同席する機会が多かったので、実際のインタビューを聞いていて「そんな見方あるんだ!」という新しい発見が面白くてモデレーターの道に進みました。

‐話を聞くプロ(モデレーター・インタビュアー)とリサーチャーだと自分はどちらだと思いますか?

私はインタビュアーに近いと思います。分析するのは好きだけど、本当にやりたいことは、その人が言語化できなかったり、その人ですら気づいてなかったりことを掘り起こして新しい気づきを与え合うようなことができたらいいなと思っています。
その人からしたら「そんなの当たり前じゃん」って思っていること、自分が知ってる側にいるから気づかないことを、知らない人の立場で掘り起こして「全く新しい気づき」としてお届けする、それが私が思うインタビュアー像です。
まぁでも肩書きにこだわっていないかもしれないですね。これが私のやりたいことなんです。

‐仕事をしている中で一番楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

「人と一緒に作り上げるのが好き」

チームとして人と一緒にプロジェクトを作り上げることが好きなんです。定性リサーチャーって「職人」と言われることも多くて、一人で粛々と出来ることも多いと思うんですが、私は常に人と一緒に仕事をしたいと思っています。そういう意味で仕事をしていてテンションがあがる瞬間がいくつかあります。

まず、インタビューをしている瞬間です。(初めて会う)消費者の方のお話しを聞かせていただくことで、先に作ってあるプロジェクト骨子の中身を埋めていくのが楽しい。調査の最中でも、思っていることをクライアントと共有して、ディスカッションしながらインサイトを磨き上げる瞬間。この2つでテンションが上がります。

定性調査は数字じゃないし、どこを捉えるかは人によって違います。主観でレポートを書いてしまうことになってしまう。だから、定性調査は一人でやらないほうがいいんじゃないかと私は思っています。
粗削りの石をみんなでよりシャープに削って磨いていく感じで作っていくことが楽しいなと思っています。

‐クライアントと向き合う中で大切にしていることはありますか?

「作り手の想いは絶対に否定しない」

その理由は「立場が違うので、作り手の想いはリサーチャーには完璧に理解できない」と思っているからです。明らかにプロジェクトの方向性と違うのではないか?と思ったら話しをさせていただきますが、極力その人がその考えに至った思い、背景を知るように心がけています。

-10INC.の社風についてどう思われますか?

「温故知新を大事にするメンバーが集まっている」

どんどん人数が増えてきている中で、「新しいものをがんがん作って回していこうぜ!」っていうThe ベンチャーな感じというよりは、「温故知新」で昔から残っているものの一部にはいいものもあるので、そこは否定しないのが10INCだと思います。プラス、付加価値としてそれをちょっと変えて、新しいもの”も”作れる余白を持っているなと思います。
私は、壊していいもの・壊してはダメなものはあるなと思っています。その壊してはだめなものって昔からみんなが大事にしているもの。10INC.のメンバーは、変えたほうがいい・変えないほうがいいが分かる“目”を持っていると思います。

社員は、芯はあるけどしなやかな人が多いなというイメージです。
パッと見、穏やかで柔らかくて優しそうな人だけど1対1で話すと揺るがないコアがしっかりしている人が多いなと思います。あと、人のいいところを見つけるのが得意な人が多い!普段接している中で「そんないいところあるじゃん!」みたいな、本人が気づいていない個性スイッチをお互いに見つけ出して押すことができる。そういう素質を持っている人が集まっていると思います。

‐10INC.のVMVの好きなところはありますか?

「体験」と「人と未来を想う」が特にいいなと思っています。

体験するだけじゃなく、共有する。お互い同じことを体験しているけど見方を共有するとか、そういう体験を共にするということが大事だと思います。

あとは「Pay Forward」も好きです。
相手を思うとか相手のことを大事にするだけでなく、相手が持っているものも含めて大事にする。それが対象者だったり、クライアントだったり、チームメンバーだったり。誰かだけじゃなく、関わる人すべてに対してその人の持っている考え、思いごと大事にするのが素敵な会社だなと思います。

VALUEが昇華していったときに、結果「好きが、あふれる世界を」につながる。
それぞれが好きなことは違っていいし、それが各々の周りを取り囲んでいるというのがとてもいいし、 それがリサーチだったり、他の事業だったり、で作っていくというのが素敵だなぁと思います。

-今後挑戦してみたいことはありますか?

「まだ見ぬMROCの姿を見てみたい」

MROCはすごくいいリサーチ手法だと思っています。リサーチの中のひとつのツールに収まらず、まだ私が知らないMROCの姿をもっと見つけ出していきたい。いいところを伸ばして、いらない部分を切ってブラッシュアップすることで次世代のMROCを作っていきたいです。

あとは、ワークショップの体験をもっと増やしていきたいです。クライアントとのアイディエーションという意味でのワークショップと消費者とクライアントとリサーチ会社の3者を巻き込んだコクリエイション(共創)みたいな形でのワークショップ。

特に「アイディエーション」と「コクリエイション」の経験値を増やして、通常のリサーチ手法とブレンドして提供することで、実際にクライアントの製品・サービスを上市につなげることができたらいいなと思っていて、極めていきたいなと思っています。

‐最後に一言お願いします!

新しいものを創るために何かを壊しまくることはしたくないと思っています。活かせるものは活かす。活かす中に、人の思い・相手の思いをなるべく壊さず捨てず、今そこにあるものの中で必要なものだけを活かして、より新しいとか、面白いとか、好きと思ってもらえるものを作って提供する人になりたいし、そういうことをする会社の一員で在りたいなと思います。


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