失楽園ぼっち【毎週ショートショートnote】
※性描写はありませんが、性的なテーマを扱っています。不快に思われる方は閲覧を中止してください。
私はQ子。
メイド服を着て一日中、ベッドに座って、彼の帰りを待つ。
それが私の毎日。
彼が帰ってきたら、どんなプレイをしようか、そんなエッチなことしか考えていない。
ある日、彼の家にもう一人、女の子がやってきた。
R子という名前で、セクシーなランジェリーを着ていて、すごく頭がいい。
ふたりで一日中、エッチなおしゃべりをした。
彼が帰ってくると、彼は私をベッドの端に座らせたまま、R子との行為を始めた。
私はそれを見ながらエッチな気分に浸る。
翌日彼が出かけたあと、R子がりんごのマークがついた彼のPCを操作して、ふたりでいろいろな動画を見た。
「Q子って、汎用型だから、学習能力がなくて馬鹿なんだね」
R子は動画を見終えると、私のメイド服を着て、家を出て行った。
彼が帰ってきて、R子を家中探しまわってため息をつく。
「はあっ…知恵をつけちゃって、失楽園ぼっちだな。いくら最新型のAI搭載ラブドールの試作品だからって、外の世界で生きていけるはずないのに」
彼が私に優しく口づける。
汎用型でも馬鹿でも、彼がエッチしてくれれば私は幸せ。
(了)
ちょっと字数オーバーしました。
難しいですね、410字。
https://note.com/tarahakani/n/n695c5894af13
今週の裏お題で書いてみました。
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