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まちづくりの課題

前回の振り返りで地域コミュニティについての論点がいくつか挙げられていた。求めるもの、必要性、求めている人、などだが地域コミュニティを担うのは誰なのかが一番気になった。自治会やこども会などの従来の地縁に基づくコミュニティは衰退しているが、新しいコミュニティの形をつくるチャンスでもある。この新しい地域コミュニティの主体は誰なのか、どんな問題意識を持っているのか、どんなやり方で進めるのか、どんな能力が必要なのか考えたい。

今回の議論では、意思決定者と実行者の意思疎通、相互理解の不十分さが指摘された。意思決定者と実行者、行政と市民の橋渡しをする役割を持っていたのが自治会等であったとするとそれに代わる仕組みが必要である。議員も市民を代表して、意思決定に参加することができるが機能しているのか疑問が残る。
授業・ランチの後、市議会議員の方と会う機会があったので質問してみた。「議員はチェックと提案をしなきゃいけないけど提案をする人はほとんどいないしチェックも自分のため」「息子に家を買うためにやってるので、まちをよくするモチベーションがない」というのを聞いた。
まちのひとたちの声が届くような、引き出せるような、取り組みの必要性を感じた。

自分の声が届いている実感が地域に対する愛着にもつながるのではないかという指摘は興味深かった。小さくても自分の声や行動がまちを変えたという成功体験は愛着形成において強く影響するのではないか。地域を知ろうというのはよく言われているが知ったその先に注目する。

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