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ファンタジーベースボールって???

今回のnoteでは、ファンタジーベースボールのチュートリアル的な内容を取り扱っていきます。

かつてはこのnoteに毎年自分で主催するリーグのルールブックとチュートリアルを更新していたのですが、それも昔の話に。しかし、毎年この季節(2月)になると、ありがたいことに、この記事をファンタジーベースボールのチュートリアルにすすめてくださる方が何人かいらっしゃいます。

古びたリーグのルールブックにしておくのももったいないですから、ここらで形を変え、ファンタジーベースボール全般のチュートリアル記事として編集してみました。


■ファンタジーベースボールってなに?

根本的な問いです。

まずファンタジーベースボールとは「実在する野球選手を編成し自分のチームを作り、実際の試合の成績をポイント化して総合ポイントを競う」シミュレーションゲームという感じです。
野球を見たことがある人なら誰もが思うであろう「自分がチームを動かせたら...」という妄想、「ぼくのかんがえたさいきょうの野球チーム」を形にしたものです。

本場アメリカでは、ライト層のファンが当たり前のように取り組むものから、賞金が動く”ガチ”のリーグも存在するようなある種の知的スポーツ(ギャンブル)までの、幅広い需要に応えている一大娯楽です。

今や黄金期を迎えているアストロズの地盤を築き上げた(そして球界を追われた)伝説的GMジェフ・ルーノウ氏も、かつてはファンタジーベースボールで無敗を誇る”名うて”だったことで知られています。

ファンタジーで勝てれば球界入りも夢じゃない…?

ここまでで、ファンタジーベースボールに少し興味が湧いてきた、という方もいらっしゃるでしょうか。

では、ファンタジーベースボールはどこでプレーできるのか?ということをこれから書いていきます。

ファンタジーベースボールは基本的に参加無料で、誰でも参加できます。
(アメリカではエントリーフィーを取り、それを最終的に勝者の賞金とするリーグもありますが、確か日本では法律の関係からできなかったと思います。という余談)

提供している大手は主にこの3つ。Yahoo!、ESPN、Fantraxです。

日本のファンタジーベースボール界隈(自分が属しているのをそう評すなら)では、ヤフーが最もスタンダードではないかと思います。
今回のチュートリアルはYahoo Fantasyの基本事項を扱っていくことにします。


■ドラフト後の流れ

ここからはファンタジーベースボール全般において役に立つ基本知識です。シーズン中の主な管理は大きく分けて2つに分けられます。

1つは通称セットと言われる操作。どの先発投手が先発するのか、どの野手が今日はスタメンを外れたのかもチェック(アプリに表示されます)しながら、スタメンをセットします。

アクティブの選手を自動でセットしてくれる機能もありますが、そもそも先発予定が出るのが遅かったり、急に故障してDay to Dayになったりすることは日常茶飯事。こまめな確認をおすすめします。

筆者は昨年、ボロ勝ちしていたリーグでRobbie RayとSandy Alcantaraのセットを忘れ、見事に優勝を逃しています。


もう1つはトランザクション管理です。
故障者が出た、不振の選手を切りたい、チームを改善したいという場合は選手を動かすしかありません。

選手をIL,NAのスロットに出入りさせる、FA(野良)から選手をAddする、または自軍の選手をDropする、良い選手を狙って他チームにトレードを仕掛ける、などなどシーズン中のトランザクションはまさに幻想の醍醐味、幻想そのものと言えます。仮にドラフトやトレードで上手くいかなかったりしても、野良から戦力になる選手なぞ山ほどいます。たくさん動くことはチームを強くする上で必要な要素かもしれません。

■アカウント作成などのチュートリアル

登録やアプリの導入などについて簡単にご紹介します。

先ずファンタジーベースボールをするためにはYahoo USAのアカウントが必要になります。

リンクはこちら。

右上のSign Upをクリック。

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Create an accountに進み、

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必要な情報を入力して作成できます。
この際の注意点ですが、名前の入力欄にうっかり本名を打ち込んでしまうと、自分の本名を晒してしまうことになりかけます。気をつけましょう。

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またGoogleアカウントとの紐付けもどうやら可能になったようなので、そちらもオススメです。



そしてYahoo Fantasyのアプリをインストールしておくと非常に便利です。不可欠と言ってもいいかもしれません。

海外のアプリですので、Apple IDの所在地を米国に切り替えなければなりませんが、このサイトを参考にして落とすことができました。

住所や電話番号どうしたろ???と躓いたのですが、MLBの球場のアドレスを入れたらなんとかなりました。

androidでも恐らく同様の流れだと思われます。



また、初めてドラフトに臨む方は、初心者用のドラフト心得の記事をご一読することをオススメします。
私も最初のドラフトの時に読んでおけばと後悔しているところです。

ここで挙げられている9つの心得があります。

1:「最初の4~5巡目でリスクを冒さない」

最初の方のピックでは、怪我の多い選手やブレイクしたばかりの選手を指名するよりも、活躍が約束されている選手を指名しましょう。

2:「スリーパーのオーバーピックに気をつける」

スリーパーとは、平たく言えば”ブレイク候補”のこと。
そう言った選手たちをオーバーピック(相場よりも早く指名してしまうこと)するのは避けた方が良いということらしいです。心得1と同じような内容です。

3:「カンペを用意する」

アプリで誰が残っているかを確認することはできますが、自分なりの指名リストを作成し、逐一チェックを入れていくことを勧めています。
スプレッドシートに作っておくと非常に便利です。

4:「層の薄いポジションの指名を待ちすぎない」

層の薄いポジションはドラフト中にドミノが起きたりすることも。逃したら逃したで、下位で残り物を拾うのもありですが。パッと見た感じだと2022年は3Bの層が若干薄いかなという感想。

5:「上位指名で先発2番手までを確保する」

エリート先発投手の価値は計り知れません。
このヒントこそ最重要かもしれないとまで言っています。

6:「中盤・終盤までに最低2人のエリートリリーバーを確保する」

このリーグではセーブとホールドも評価項目に含まれているため、リリーバーの確保もポイントです。
このアドバイスでは活躍が約束された真のエリートの確保の重要性が説かれています。
ただ、リリーフは水物ですからシーズンに入ってから調子の良い投手を獲得することでリカバリーも十分可能です。

7:「ショートの指名に関しては待っても良い」

タティスやビシェットを確保できれば良いのですが、ショートには有用な選手が20人近くもいるため待っても良いというアドバイスです。

8:「ポジションの希少性に囚われない」

これはつまり「捕手の指名は早すぎず、遅すぎず」ということです。
あくまで捕手をポジションの一つとして見るべきであって、現実のように”強打の捕手”の希少価値はあまりありません。

9:「ウェーバー順の前後2人のロスター動向をチェックしよう」

どの選手がどのピックで消えるかを予測するのは非常に困難です。
ですから最低限、ウェーバー順で近所の人のロスターがどうなっているかを確認するべきだというアドバイスです。
そこからある程度の予測を立てられれば、ドラフトを有利に進められるとのことです。



用語集・FAQ

 -Utility

ファンタジーベースボール特有のポジション。語義は現実のDHと似ており、攻撃の選手ならば誰でもUtilityスロットに置くことができる。

 -Add

ファンタジーベースボールのリーグ上でどのチームにも属していないFAの選手を獲得すること。ロスターの枠に空きがないとできない。

 -Drop

Addの反対で、自チームから選手を放出すること。

 -Claim

リーグの設定にもよるが、ウェーバーを設定しているリーグではクレームというAddの亜種のような操作がある。ある選手がチームからDropされると、その選手はいきなりFA(誰でもすぐにAddできる状態)にはならず、ウェーバーに置かれる。その選手を獲得したい球団はウェーバーに置かれた選手をクレームすることができる。もし単一球団のみのクレームしかなければ、クレームした単一球団がその選手をAddすることができる。しかし、もし複数球団からのクレームがあった場合は、ウェーバー順位の高い方がAddすることができる。ウェーバー順位は最初はランダムに設定されるが、その後はクレームに成功した球団がウェーバー順位最下位になっていく。そのため、クレームは乱発しすぎず、本当にめぼしい選手のために取っておくべきかもしれない。



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