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緘黙笛少年と泥棒の関係がすんごいから見てくれ。

愛情でも憧れでもなんでもないんだけどこの2人はすごい。

『学校の怪談2』103分/日本

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犬は白いのが出てきますが顔がきたろうです。

学校で起こる怪奇現象、いわゆる学校の怪談を題材としたシリーズ二作目。

塾の春休み集中合宿のために都会からきた子どもたちは、宿泊先の寺の住職に隣の小学校で昔起きた事件の話を聞かされる。
それは
「30年前の4月4日4時44分。南小学校で、当時の校長先生が何者かに首をもぎ取られて死んだ。それからというもの、4月4日4時44分には、誰もあの学校には近寄らない……」
というものだった。
塾の講師の理香はこの村の出身であり、自分の生徒たちに弟・司を含めた地元の子ども達とふれあいをさせようとしていたのだった。しかし彼らは馬が合わず、合宿の最終日、4月4日に催される肝試しがやってきた。
肝試しが始まる夕方、理香は指名手配されている寺泥棒と遭遇、肝試しは中止になってしまう。
その頃、塾生徒の慶は何者かに引き寄せられるように学校の時計台に登ってしまう。そこで時計の歯車にスニーカーを挟まれる。時計は故障してしまい、4時44分で止まってしまった。
他の塾生徒数名も、各々の事情で小学校にたどり着き、慶の起こした4時44分にたちあうことになる。
小学校の周りには突然暗雲があたりに立ち込め、憲を含む数名の子供たちと逃げてきた浅野は、学校に閉じ込められてしまう。


慶が最高です。

慶のキャラクターが最高です。

慶は場面緘黙の少年なんだけれど、コミュニケーションの手段として、首から下げた笛を吹き感情を表します。

冒頭、田舎のガキ大将、司に米を炊いてこいと家庭科室へ使いに行かされる慶は、炊けた!と思ったらコードが刺さっておらず、俯きながら『ピー………ヒョロロロロロロロロロー……』と泣きます。

慶の言葉は塾生も分からず、「頭がいいけれど不思議な子」と捉えられています。
ただ、寺泥棒の男が何故だか慶と話すことができる。別に緘黙だから読み取ろうとしているわけではなく、めんどくせーな、知らねぇよ、はいはいわかったよ、と警察に追われているため早く逃げたい一心で、慶を煙たがりながらもコミュニケーションを取っていく。

この2人の会話だけでも見てくれ。

一押しは
「ぴーーーーーーーーー…ひゅーーーーるるるる………」
「泣くなよ〜…」
の一コマ。


他、
東京サイド
親が航空関係で自立せざるを得なかった少年
少年と幼馴染の言葉遊びが独特な少女
心霊写真で賞金を獲得したいギャル

田舎サイド
塾の先生の弟、田舎のガキ大将司
司と衝突してしまう小柄な少年
2人の仲裁をしてくれる背の高い少女

の6人が迷い込む。

CGも造形担当が立体物を作ったものを取り込んで動かす手法を取ってるらしいので出てくるもの全部アガる。
わたしが好きな美術セットは

クワガタVSカブトムシ
パソコン室のパソコンがWindowsの98くらい
二宮金次郎の貸し出しカード
廊下の掲示物
校長室のホワイトボード

です。

東宝『学校の怪談』チャンネル



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