"勤勉で自由な読書家"「ストックホルム市立図書館(エリック・グンナール・アスプルンド,1928)」[建築アルバム]

画像1 スウェーデン・ストックホルムにある市営図書館。箱の上に円柱が乗っかっているシンメトリーでオレンジの外観は、歴史があってどこか可愛らしいストックホルムの街に馴染んでいるように感じられます。
画像2 この建物が建てられた当時スウェーデンは、普通選挙制度を導入したり、現代の福祉国家の楚を築き上げた社会民主労働党が政権を獲得したりと市民に自由が与えられる時代でした。 入ってすぐに広がる360度本に囲まれた開架書庫を中心に据えた構成にしたのは、そういった時代背景の中で知識に触れる自由を表しているように感じられます。
画像3 外構の緩やかな階段・そして入口の狭い階段を上がってこの吹き抜けの空間に到達する体験は本当にドラマチックで、重力が無くなり体がフッと軽くなる気さえしました。 そんな大げさな表現はしましたが、利用者の方は老若男女皆くつろいでいて本当に愛されている建築だな、と感じられました。 こんな図書館が家の近くにあったら毎日通いたいですね。
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