バッティングを指導する上で大切にしていること 

まず、小学生中学生を教える上で
大切にしている事は自信を持たせる事
そして、フルスイング。
やるべき事がブレないこと。

本当に大切だと思っています。
小学生や中学生でよく見かける
身体の小さい子供。
そんな子たちがフルスイングを
させてもらえないのを見かける。

思いっきり振って空振りしたら
怒られる。
お前そんなん要らんねん!や
そんなバッターじゃないとか。

小学生の頃、そこそこ大きくて
中学校でも身長の高い部類の子が
高校や大人になって会ったら
そんな身長変わらんやん。って事
ありませんでしたか?
逆に小さかった子が、久々に会ったら
めっちゃデカなってるやん。って事
ありませんでしたか?

もちろんそのまま大きくなる子も
居てるでしょうし、大人になっても
160センチ程の子も居てるでしょう。
しかし、そもそも小さければ
フルスイングさせてもらえないのは何故?
「チームが負ける」
「チームに迷惑がかかる」
から。
中にはそんな事を考えてしまう
親御さんもいるでしょう。

ランナーを進めること…
大切です。
点を取ること…
大切です。
試合に勝つこと…
全て大切ですよ。
では、この子の将来は?
もっと大切でしょう。って。

フルスイングはダメ。
とにかくコンパクトに。
転がせ。
フォアボールで出塁しろ。
小さく構えろ。
バントの構えから引け。
デッドボールを貰え。

そんな事をさせられた子供は間違いなく
打つ事の楽しみなんてありません。
フルスイングどころか
打つ事、打球を飛ばす事への
向上心すら無くなるでしょう。

例えば数年後、自分の教え子の
試合を見に行ったとします。
グッと身長が伸び、体重が増え
ウエイトをして見るからにパワーが
付いていました。

しかし…

フルスイングをせず
当てに行く。
転がす。
小さく構え、フォアボールを狙っている。
大きく成長した身体で…。

何故か。
ランナーに出る為に
ランナーを進める為に
点を取る為に
チームが勝つ為に
小さい頃からそう
指導されて来たからです。

数年後、自分の教え子の試合を
見に行きました。
グッと身長が伸び、体重が増え
ウエイトをして見るからに
パワーが付いていました。

そこで見たのは小学生から
言い続けてきたフルスイング。
空振りを恐れないフルスイング。
フォアボールを狙ってるなど
微塵も感じさせないスイングです。
空振りで会場がどよめき
あの子スゴいスイングするなぁ。
と、聞こえてきます。

あなたはどちらを見たいですか?
答えは明白だと思います。

今、目の前の試合で思いっきり振って
三振した事がどれだけ悪でしょうか?
その空振りが、その子の将来に
どれだけ良い影響を与えるでしょうか。
小さくても、その身体で出来る
精一杯のフルスイングで
三振でベンチへ帰ってくる。
そこで褒めなければ
その子は振れなくなります。
逆に褒めれば、その子は
もっと振る様になるでしょう。

中途半端せずしっかりとフルスイングした
その結果をしっかりと褒めてあげましょう。

目先の勝ちではなくその子の将来の為に。
まずは指導する上で、そこが一番
大切かなと考えています。

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