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恵みの雨には名前がある

こんにちは。佳輪(かりん)です。
贈り物向けに名入れのできる縁起物の包丁を販売しています。

今日は雨でしたね。全国で初めて高知のソメイヨシノが開花したそうです。せっかく花が咲くタイミングで降る雨はちょっと残念な気がしますよね。

ところがところがなんです。この頃(三月下旬から四月上旬にかけて)降る雨は、花を咲かせる雨ということで「催花雨(さいかう)」と呼ばれています。

雨が花の開花を促しているんですね。逆に言えば、花が雨を待っているのかもしれません。

このころの雨の呼び名は他にも、
・春雨:春に降る雨。食べ物の春雨は、製造の過程の様子が春に降る雨のようだったということでこの雨の名前から付けられました。
・菜種梅雨:菜の花が咲く時季に降る雨。
などがあります。

年間を通せば、雨の呼び名は400を超えるといわれています。

日本人は昔から、農耕を中心に自然と向き合いながら生きてきました。雨の名前の数は、日本人の豊かな感性の証ではないでしょうか。二十四節気や七十二候は、自然の小さな変化を季節の変わり目として表す日本特有の指標です。
※二十四節気は、6世紀ごろに日本に伝わったとされていますが、日本の気候に合わせて変化させてきました。

この指標に合わせて、農作業や年間のお祭り事を行ってきました。昔から農耕を中心に自然と向き合いながら生きてきた日本人にとって、大切な指標だったんですね。

最近、季節の変化を感じていますか。

この機会に、昔の日本に思いを馳せて、季節の変化を感じてみませんか。


佳輪(KARIN)



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