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頼ることを一歩踏み出した

先日、会社の人二人からそれぞれ個人的にに連絡が来た。

一人は、同じ会社の先輩で、同じ北海道の出身で同じ大学の先輩で東京に転勤する時に同じ飛行機で一緒に来た人。コロナ前は同郷メンバーでよく飲み会をしていたAさん。男性。

もう一人は、別部署のパートさんでフロアが一緒で、昼休みにトイレで会うようになり、言葉を交わすに連れて、そのまま仲良くなって食事に行ったことがある人。Bさん。女性。

AさんもBさんも「もし良かったら近々食事でも」みたいなニュアンスがあったので「お会いしたいのは山々ですが、○○さんが、ではなく、会社の人と会うことにまだ不安があって。でも気にかけていただいて、うれしいです。」と丁寧に自分の気持ちと感謝の気持ちを伝え、お断りした。

Aさんは順調に昇進されていて、私の上司よりも役職が上なので、私が上司に聞けないことなどを聞けると思ったけど、不安が先立って、ひとまず今回会うのはやめようと思った。診断書が7月末まで出ているから、別に今無理して会わなくてもいいかなと思った。

Bさんはそのままやり取りが終わったけれど、Aさんからは「同郷のよしみですから」と返信がきた。

私はお風呂でメールを見て「私のことをこんなふうに気にかけてくれる人がいるなんて、うれしすぎる😭」と急に泣けてきた。それはうれし泣きだった。

私は会社の人に会うことで、会った人が「人と食事に行くほど元気があるのに、まだ仕事を休んでいる」と思ったり、意図しなくても、万が一私の状況が噂として広まって、上司の耳に入ったらとか不安があったのも、断った理由だった。

でも、そこまで気にかけてくれる人だし、もう20年近く?の付き合いなので、Aさんなら会ってもいいかな、ここで頼ってもいいかなと思い、もう一人同郷の先輩を誘って3人で会いませんか?と私から連絡した。そして近々会うことになった。

今までの私は、お誘いを受けても、断ったらもう誘われなくなるかもという恐怖感から誘いを断らず、行くようにしていたけど、今回はしっかり向き合って断ることができた。それは自分にとって、とても大きなことだと思った。

基本的に私は長女で甘え下手、人に頼ることができない性格で、うつになったのも今の職場の人に頼ることができない(頼ろうとしたら拒否された)ことが原因だったと思っている。

でも、今回、手を差し伸べてくれた人がいたので、一旦は思いとどまったけど、一歩踏み出して頼ってみることにした。今では、そういう決断ができた自分が偉いなと思える。

私の周りやSNSでも「甘え下手」な人の話をよく聞く。甘え上手までいきなりハードルを上げる必要はないと思うけど、私なりに甘え下手な人のための甘え方を考えた。甘え下手な人はたぶん「拒絶される」ことが怖いと思うので、拒絶されないようなことから始めれば良いと思う。

・相手が負担に感じない、誰でもできるような簡単なこと(お醤油取ってとか、このゴミ捨てておいてくれる?とかそういうレベル)
・相手が好き、得意なこと
・相手がやりたいと思っていること
・相手にメリットがあること
・明らかに相手が自分を助けたいとわかっている場合

この辺のポイントを満たしていれば、拒否されることって少ないのではないかと思う。相手の感覚って違うから、絶対ではないけれど、私はまだ拒絶されることが怖いから、うまくいけばラッキーくらいの気持ちでやってみようと思う。

きっと相手を頼ることは相手へのギフトになると思うし、できることから少しずつ。

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