父親389日目:ワクチン接種
今日は息子君のワクチン接種の日。
病院に連れて行くために家を出た瞬間、それまで激しく降っていた雨がやむ。たったそれだけのことで、気分が上がる。なんて単純なのだろう、自分。
病院について、あることに気が付く。
財布を忘れてしまったようだ。
今回のワクチンは有料。
受付でとりあえず注射打って、その後に財布取りに行くようにと告げられる。申し訳ねぇ。
まだ病院に対しての苦手意識のない息子君はご機嫌な様子で待合室で待機。
診察室に入ってもまだ、ご機嫌。
しかし、先生が登場したあたりで顔つきが少し険しくなる。
どうやら先生のことはなんとなく記憶してきたのかもしれない。
強引に口の中を覗いたり、あやしい危惧を体に押し付けてきたり、挙句の果てにはチクっと針を突き刺してくる”悪者”だと。
実際、注射を打つ段階になると、看護士さんが息子君の袖をまくって消毒して、父は息子君の腕と身体をグッと抑えて、真打がプスリと注射を打つ。
息子君、当然のように泣く。しかも今回は3本同時なので、泣いているところにさらに次の注射が打ち込まれる。泣きっ面に針。
そんなこんなで大泣きしながら3本の注射を終えた息子君。
打ち終わって10秒後にはケロっとしていたので、気持ちの切り替えの早さは大人顔負けである。
この注射のおかげで、健康が守られると信じて。
ちなみに母は注射が苦手。打たれているところを直視できない。
父は注射は全く平気。打たれているところを凝視しながら、看護士さんと世間話する。
さて、息子君はどちらに似るか。
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