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Photo by
yokoichi
ガラスとはんぺん(2024/01/03)
義父から誘われて、みんなで南知多へ行って食事をご馳走になった。
店に着くと満席で、受付で名前を書いたら、あんまり感じの良くない女将が一時間待ちですと云う。それで待っている間、店の前の海で娘が貝殻を探すのに付き合った。
あいにくフジツボとかサザエばかりで、娘が求めるきれいな貝殻はあんまり見当たらない。一方、自分は、はんぺんを焼いたような石を見つけて「どうだね、はんぺんみたいだろう」と妻に見せた。妻は「面白いから持って帰りゃぁ」と云い、それならと持って帰ることにした。
以前にこうして海辺で青いガラス片を拾った。元は恐らくギラギラトゲトゲしていたのが波に洗われる内に角が取れて丸くなったものである。
きれいだったから持って帰ってギターのピック代わりに使ってみたら、存外いい感じだった。
海で拾ったきれいなガラスをピックに使うなんて格好いいだろうと、周りの者に随分自慢したけれど、周りの反応はふーんという感じで、あんまり自慢のしがいがなかったのを覚えている。
その内にこのガラスが欠けたので、また同じような物を探しに行ったけれど、なかなかピンとくるのが見つからなかった。
それで普通のプラスチックのピックに戻したら、そちらの方がよほど弾きやすくて、結局ガラス片を使うのはそれきりにした。
よかったらコーヒーを奢ってください。ブレンドでいいです。