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鬼滅の刃、ゼロヒャク思考(2023/02/19の日記)

"元気村" へ橇遊びをしに行くと妻が言っていたが、あいにくの雨である。おかげで朝から一騒動勃発したらしい。
「らしい」というのは、自分はその間まだ夢の中だったからだ。郷里の何かの祭りで格闘技イベントにエントリーして、出番までパチスロで時間を潰す。メダルの買い方が分からずにいたら隣の台の人が教えてくれた。そんな夢を見ていた――格闘技の心得はないし、パチスロとかパチンコも随分以前に足を洗っている――。

 結局、遊びに行くモードの娘を鎮めるため『鬼滅の刃』の映画に連れて行くことになった。

 そんな映画をやっているとは知らなかったが、行ってみるとテレビの話を3本続けて流すだけで、わざわざ金を払って観るほどのものとも思えない。なるほど、これでは大々的な宣伝はできないだろうと得心した。

 兄妹の鬼が死ぬ間際、妹鬼が兄鬼に向かって「強いのだけが取り柄だったのに、負けてしまったら何にもない」と喚き散らす。既にプライムビデオで何度も観たシーンだが、少し考えさせられた。

 典型的なゼロヒャク思考だ。その強さでこれまで得てきたものは何もないことになっている。
 人は追い詰められるとゼロヒャクに陥りがちだが、それを逆手に取り、観る側を敗者のゼロヒャクに巻き込んで同情を誘っている。あざとい。と、涙ぐみながら思った。

 映画の後で妻と合流し、びっくりドンキーで夕食。カリーバーグディッシュの300gをオーダーしたが、これって要するに「ハンバーグカレー」だよなぁと思ったらちょっと失敗したような気分になった。そうしてソース(カレー)が微妙に足りなかった。

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