椅子と歴史（2023/12/02）

　朝食後に妻子が出かけたから、洗濯物を干して、うさぎが足元に寄ってくるのを撫でていたら11時になった。今日も持ち帰った仕事をやるつもりでいたけれど、何だかやる気が薄れてしまった。
　全体、副業はともかく、本業を持ち帰ってやったって何の手当もつかないのだから、いかにもバカバカしい。会社でやり切れないほどの仕事はそもそもできないのである。
　と云ってやらないわけにいかないから、最低限のことだけやって終わりにした。

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　先日イゴールさんが退職した。
　地元へ帰るところを見送ったら、「これをもらってくれ」と木製の丸椅子を一個くれた。
　外に置いてうさぎと遊ぶ際に使う算段でもらっておいたけれど、妻が「木製だから外に置いておいたらすぐに駄目になるでしょう」と云うので、結局室内に置いている。
　丸い天板に平らな板を曲げた脚が付いている。今日改めて見たら、脚の平らな部分に子供が描いたような顔の絵があった。
　イゴールさんがこっちで単身赴任を始める際に買ったものだろうと思っていたが、どうもそうではなく、イゴール家で随分以前から使ってきたようだ。
　何だか急に重い物をもらった気がしだした。
　丸椅子と一緒に鉄アレイももらったけれど、そちらは玄関に置いたままだ。