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スマホ、憶測による批判(2023/04/10)

 会社から持たされているスマホを家に忘れて出社した。他のものならともかく、スマホはまずい。気付いた時には随分凹んだが、いつまで凹んでいたって仕方がない。午前中の週例ミーティングが終わったら店回りと称して外出し、取りに帰ることにした。

 帰ったついでに店にも寄って、当初やる予定だった仕事をフードコートで片付けた。フードコートは意外に仕事が進む。カフェでやるより金もかからない。

 近くの席に一人で座ってずっとスマホをいじる男がいた。恐らく40手前ぐらいだろう。しばらくするとモバイルバッテリーで充電を始めた。充電中は腕組みして目をつぶっている。
 スマホを充電しながら目をつぶる仕事があるとも思われないから多分さぼっているのだろう。さぼるにしてももう少し有意義な時間の使い方がありそうなものだ。

 帰りに得意先から1件電話があった。これから発注書を送るからよろしくという内容だった。取りに帰っといてよかったと思った。

 金曜の夜に畜山生太郎(ちくやま・しょうたろう)から営業部全員に宛ててメールが届いていた。購入者からのクレーム対応に行ってきたのだという。
 わざわざそんなメールを夜に送ってくる意図が「遅くまで頑張ってる俺」アピールなのは間違いない。文面から「本来は君達営業部員が行くべきところだが、君達は忙しいのだろうから僕が行ってきたよ」という押し付けがましさも感じられる。
 これに対して営業メンバーは口々に「だから何だというのだね?」「カスタマーサポート担当がクレームに対応するのは当たり前だろう?」「どうせ平身低頭して、よけいな譲歩をしてきたのだろう」と、当人のいないところでこき下ろす。聞いていて何だか虚しい。
 いくら畜山が嫌いでも、憶測による批判は不毛である。

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