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深みとリアリティと黒歴史(2023/07/12)

 昼休憩中に、昔の日記の転記作業をした。

 3年前からGoogleドキュメントで日記を書いている。月日をタイトルにしたドキュメントを366個作って同じ日付に毎年記入するスタイルだから、去年の今日はどうしていたかが自然にわかる。成長するため云々みたいな説教くさいことでなく、単に面白いからやっている。

 面白いの延長で、随分昔に手書きしていた日記も随時こちらへ転記し始めた。
 社会に出たばかりの頃のは読み返して面白かった。なるほど、これがああなってこうなるのかと、人の変化について考えさせられた。
 今は大学1年時のに取り組んでいるけれど、こちらはつらい。
 全体、手痛い失恋後のモヤモヤを吐き出すつもりで書き始めたものだったから、痛くてつまらないのはしようがないが、言葉の選び方がひどい。その頃聴いていた楽曲の歌詞などがちょいちょい現れる。単にその言い回しを使いたくて、それに合わせて憤慨したり悲しんだりしているような感がある。つまり酔っている。それがあんまり不快なものだから、転記作業が一向に進まない。

 記憶の中では大学時代は随分楽しい日々だったが、裏側にこういうヘドロもあったと知れば、思い出にも深みとリアリティが出てくる。それがいいのかどうかは知らない。

よかったらコーヒーを奢ってください。ブレンドでいいです。