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最近読んだ本

最近、心に残る本に出会ったので記録に残す。

「ビジネスの未来にヒューマニティを取り戻す」 山口 周

簡単に言うと、
今の資本主義社会って行き詰っているよね。というお話。
言われてみると、衣食住に困ることはまずないし、困っても国が助けてくれる。

じゃあなんで僕らはみんな会社に勤めてお金を稼いで、絶対に必要でないものも購入してしまうんでしょう。

いろいろあるけど、究極のところ自己充実感を満たすってことでしかない。
家を買う、車を買う、好きな服、鞄、靴にしても。
自分は社会的に成功してるー。誰かより良い生活してるー。ってこと。
所有してること=ステータスなんやな。

で、その自己充実感が「経済力」っていう特定の評価軸でしか測れてないっていうのを問題視した本でした。

たしかになー。
お金は大事やけど、幸福感に直結しているかと言われると。
そこはもっと別の考え方?が必要なのかも。と、そう気づかされました。

例えば、
・オリンピックで活躍する日本人選手を見て感動すること
・子供の保育園が内定して、入園の準備をすること
・コロナが開けたら同窓会を企画しようとワクワクすること
など。
今3つあげた例だけでも、経済力関係ないけど幸せな瞬間やん。
というのがある。

反対に、
・家から見える夕暮れ時の富士山がきれい
・妻からもらったバレンタインの高級チョコがおいしい
・新しく買ったオーガニックシャンプーがいい香り
は、
ちょっと経済力が影響する幸せな瞬間。

で、本の話と共感した私見に帰結させると、
「自分が幸福を感じれるモノ・コトにお金を使おう」
「お金を使う(=贈与)ことで自分が好きなものが多くなる社会を目指そう」
と思います。
本の言い方を借りると、自分も「責任ある消費(贈与)」を実践したい。


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