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子商塾実践からわかった【1/2】成功させるための3つのこと

先日行いました弊社製作部門である革榮が地元へ日頃の感謝を込めて毎年開催している革榮★感謝祭。
その中で今年、関東では初開催となる子商塾の活動そして実践の場として8月から準備してきました。参加する子供さん自身、もちろん親御さんも頑張りました!結論から言うとサムネの通り目標達成しています。加えてこれまでの子商塾全体での販売数を大きく塗り替える新記録を達成しました!それはなぜなのか?何が良かったのかを本番を終え実践から見えた重要な事を記録しておきます。
これから実践される方にはもちろんですが始めてみる方、興味持たれている方にも刺さる内容かと思います。ぜひご覧ください。

~まえがき~
この【子商塾】は大人のお手伝いではなく子供たちの自主性に重きを置き、商いを通して経済活動の基本を学び、人と関わる事の大切さを知ることが出来ます。その先にはアントレナーシップを身につけることで自身で問題を見つけ解決していく生き抜く力までもが身につく私塾です。
子商い塾公式HP

私以外にも全国で実践している仲間が居ますのでぜひそれらの記事もご覧ください。
子商塾プロジェクト

でははじめていきましょう!!


事前学習で興味を引く

この子商塾のプログラムは大きく分けて3つの段階があります。
座学による事前学習→商品企画や販促などを体験しながら学習→店舗等での販売・実践
こんな感じです。
最初が肝心!といいますがこの段階で興味を持ってもらわないとずーっと後まで尾を引きます。
私はこんな感じで初回行っています。

全てのやる気はここから生まれ回を追うごとに増幅させなければいけません。というか初回が上手くいくと自然と増幅してきます。これは私もあとからわかりました。子供はどこまで行っても素直なんですよねw
プログラム上でいうと座学の部分ですがとかく、勉強モードになるのでこれをいかに楽しく感じてもらうかがポイントです。そして商いが根本にありますからお金を絡めるのが流れ的に良いです。結果どうなるかというと。。。
人参ぶら下げる作戦
これがやはり一番効くと思いますw
欲しいものや興味あるものを聞きます。そりゃもうマシンガンのように話しますが終わるまで傾聴しましょう。息継ぎも忘れて話しますからある程度で自然とトーンダウンします。そうしたらそれがどうやったら手に入る(買える)のかを聞くとほぼ間違いなく親に買ってもらう(誕プレやクリスマスなど含め)と帰ってくると思います。その後、自分で買うためにはどうしたらよいかを身近であるお年玉やお小遣いに置き換え話します。学年にもよりますがお年玉レベルでなければ買えないことが多いともいます。子供にとっては年に1回から2回のビッグイベントで手に入るかどうかです。その上でこれを使いましょう。
「それが商いで買えるとしたら?」
この一言で仕込みは完成ですww

子商塾メモ→最初にニンジンをぶら下げる

キチンと興味が引けたことを確認し、集中が切れたら人参ぶら下げ直してモチベを保ちつつ座学を進めていきましょう。

まず体験、そして失敗する

これは子供ももちろんですが大人もです。子商塾で表立って出てはきませんが私的に重要なもののひとつで失敗があります。失敗から学ぶとはよく聞きますがこれを知ることで様々なメリットがあります。
今回にフォーカスするとまずは備品に関して。使う道具や方法など予想していてもいざやってみると思ってたいたのと違うのはよくある事ですがこれが子供の場合は顕著です。
詳しくは前回記事を。

またオペレーションなども一度失敗しておくことであとで慌てなくて済みます。ちなみに大人は一度の失敗を活かし次は同じ失敗を繰り返さないことが多いともいますが子供は同じ失敗をします。それも本番でやります。しかし一度失敗しているとそれに対する解決法がわかっています。(もちろん初回の失敗の時に解決策導いておいてくださいね)なので本番で慌てなくて済みます。
これらを大人は経験からそれなりにこなせますが子供は全てが初めてです。特にお客さんが並んでいる、待たせる状況などはこれまで経験したことが無いはずです。なので解決法がわかっていてもなお上手くいかないこともありますが経験が活きるのは間違いありません。徐々に慣れもあり間違わないようになります。これが本番で初めて失敗にぶつかると子供は対処できません。大人でも同じケースを想像すると怖いですよね?なので本「番前に商品を作ったり販売のロープレを行う事=失敗を洗い出すこと」になり、とても重要な工程と言えます。

子商塾メモ→徹底した事前検証で失敗を洗い出す

そういえば、これらを表す象徴的な出来事がありました。
「さっき、作る係りの時に慌てて全部こぼしちゃった!もったいなかったなぁ」と笑顔で。これはやはり事前にシロップぶちまけるという同じことをやってましたwでもこれがあったから失敗したときにお客さんに誤る→待ってもらう→もう一度作るのフロー(解決策)が出来てますからあわてず、そして笑顔でいられたんですね。

キチンとお渡しも出来るようになりちょっとやそっとじゃもう慌てません!

先回り営業のタイミングはいつ?

さてここまで既出の記事も交えて深堀しましたがここから先は本番を通して私が感じた事です。
まず、日頃から言っている(といっても受け売りですが)先回り営業が大事ということでその先廻りってのはどこまでの範囲なのか?これに関して新たに気が付いたことが出てきましたのでそのあたりをお話ししてみようかと思います。

・実践者が親に話す事も営業
・子供も友達、先生、隣近所に営業
・始まったらお店に誘導する営業も先回りに入る
・次回に向け子供たちが考えることも営業

と色々と出てきてしまいました。やはり先回り営業は物事を、特に商いにおいて成功させる為には相当数な要素を締めると思うのでもう少し詳しく書いていこうと思います。

というわけで「成功させるための3つのこと」と題し書いてきましたが最後の3つ目は二部制という事で後半へ続きます。実践の中で得る事というのはやはりとても重要で今後やられる方の参考になりますのでぜひ後半もお付き合いください。

~地域へ本気でコミットする方へのお誘い~

ちなみにこの子商塾というプロジェクトは私も参加していました(訳あって現在は休学中)とあるラボ内で立ち上がった企画です。
Locally Driven Labs(LDL)という『まちづくり幻想』『地元がヤバいと思ったら読む凡⼈のための地域再⽣⼊⾨』『福岡市が地⽅最強の都市になった理由』『地⽅創⽣⼤全』『稼ぐまちが地⽅を変える』などの著者で、約20年にわたって全国各地で経営とまちづくりに取組み地方創生のパイオニア的な存在で狂犬との異名を持つ⽊下⻫さんが所⻑として⽴ち上げたラボです。

地方を、自分の住む地域を良くしたい!変えたい!と本気で奮闘する仲間がここにはいます。様々な事例や対処法など知見も多く集まってきていますのでご興味ある方はぜひ参加してみてください。

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