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子供は元気な方がいい!


先日行いました子商塾の地方部一回目授業に続き、今回は都市部での1回目を開催してきました。
地方部1回目 睦沢町開催は↓↓↓

今回は気づきと反省がすごいスピードで襲ってくるある意味で自分にとっては神回となりましたw
ただしそれだけ反省する機会も多かったという事で今後に活かさねばなりませんし親御さんにもご不安な気持ちにさせてしまうかもしれませんので今後行っていく方の人柱になれれば幸いです。
では張り切っていきましょう!!


低中学年(小1~4年生)の魅力とパワー


スタート直前、紙資料の前にお話で興味を引く作戦

そもそも自分もどちらかというと落ち着きなくて先生に常に叱られていた記憶が幼少からありますwそんなもはや歴史の教科書張りに昔の時代の記憶をたどると面白かった小学校の先生が一名。授業の際は話と絵を交えながら黒板に展開される漫画のような授業で今でも記憶に残ってます。
尺金次さん(確かこの書き方)というキャラが居たのですが名前からプロファイリングできますか?実はこの方、借金をしている人なんですね。で何で借金をしているかというと尺さんは農家で仕事の為に農機具を買っています。当時は減反政策から農家離れや兼業農家が増加といった事が取り上げられていました。その中で何とか続けようと頑張っているよというのがこの尺金次さんでした。
この先生の授業はこれが授業としての良否は置いておいて、どれも楽しい記憶しかなくそしてよく覚えています。というのは楽しいとそっちに真剣になるから必然的に騒がないですし、のめり込んで先の展開をワクワクしながら自ら考えます。
尺さんは今後どうなるの!?当時真剣に考えました、私もw
まぁ何を言いたいかというと興味を引くこと、楽しいと思わせる事、コレがポイントなのではないかと。子商塾には秀逸な資料とフォーマット、そして教材がありますがこれらを活かすためにもまずは興味を、楽しそうと思ってもらう事が第一なんです。いわゆる「つかみ」ってやつですね。その為に最初はそれらを使わずに子供の興味を引き出す事から始めました。
その中身はというと、今何が欲しいのか、それをなぜ欲しいのか、何が楽しいのか?好きに話させます。時折、スゲー!とか言うと得意げに話し続けますw
その欲しいものを手に入れる手段が商い、商売でみんながやる事。商売やって買えるならやってみたい??と聞けば、、、答えは一つですねw

結果、事務局から「子供の集中力は60分程度が限界」と言われておりそれにのっとり途中休憩を挟もうとすると子供から「最後まで計算したい!」と。
これには私も驚きましたが低学年でも遊びと一緒で楽しい事は時間を忘れるのだなと。
「やりたい!」を何より優先に、引き出すことが大切なんだと感じました。

粗利益だけひらがなで書くのもポイント。本文後半で触れます。

一通り聞いたところで、「んじゃそれを買う為の方法を教えるよ!」と言い、ここでやっとホワイトボードの出番です。お小遣いとあらりえきをリンクさせておいてから
【売上-売上原価=あらりえき】これだけ覚えて帰ってね。そうすれば欲しいアレを買う計算が出来るようになるから!
と言い本題へと入って進めていきました。

高学年(小5~6)は紙一重

さて、後半はこの日唯一のお兄さんで五年生の高学年である子にフォーカスします。基本的にはやんちゃチームのところで冒頭に触れた楽しい話(何が欲しくてどうしてなのか)からの展開は一緒なのですがこのお年頃は素直にすべてを出さない(出せない)子も沢山います。なので低学年の例に加えてもう少し引き出し方を丁寧にしなければなりません。

学年によって同じこと言うのでも全然話し方変えなければいけないのが面白い

単純であった、もとい純粋であった低学年とは違い欲しいものはあるもののそこまでテンションが上がり難い事が考えられるのが高学年。まして、自分だけ年上で日頃話している友達もいない状況ですから仕方ありません。
基本どんな時もそうですが子供は褒めましょう。悪い事をして叱るとき以外はすべて褒める方が良いと思います。この場合はココに参加したことを誉めてあげる。自分からではなく親に言われたからかもしれないけれどそこには触れず徹底的にこの場に来たことを誉めましょう。反応に差はあれど顔は緩みます。
私はこの時、
◎学校の勉強も大変なのによく来たね!すごい!
◎お金の事を学びに来る人はお金を増やせるようになるよ
と言いました。
話の中で計算はあまり得意ではないと言っていましたがその時は
◎計算の仕組みがわかっているのがすごいね!本当はそこがわからない子が多いのに〇〇くんは理解しているから大丈夫!
と言って進めていきました。
計算は緊張などで間違えますが単純計算なので何度かやればしっかり正解します。案の定、だんだんと間違えなくなりました。
そして話していくと今度はわからない所を聞いてきます。ここまで来ればあとは心配しなくても良いかも。発言を引き出すことがある程度の打ち解けを示しているので褒めるを継続しつつ進めていきます。

あと、進めるうえで重視したのが「わからない」をなるべくつくらない事。あらりえきとひらがなで書く事は他の漢字と変える事で差をつける意図もありますが読めないことを防止します。
今回がどうこうではなく、出来ない、読めない、などの学力差がある可能性は否めない。それは学年が上だろうと下だろうと関係ありません。伝えたいのは読み書きができる事ではないので本当にわかってほしいところはひらがなで私は書きました。こちらから余計な壁を設けない事が「わからない=楽しくなくなってきた」を誘発しない手段の一つと思います。


ホワイトボード活用を始めると真剣に聞き始めるの凄い!

唯一の問題点は講師(この場合は私)が一人な事。
学校の先生すごいなぁと思うところでもありますがここはこの後のパートでお話しします。終盤へどうぞ!

親を含め他の大人を活用しないと成功はない!


お子さんも親御さんもみんな頑張りました!

何かあるとふと親を見る時があります。その時に目が合うかどうかは大切なんではないかと思います。一人一人の子にコミットする為に子商塾は少人数で行いますがやはり元気印な子供たちを一人で見るのは限界があります。かといって統制するのも違うのでそのサインを見逃さい為にもしっかり見守っていて欲しいです。
親御さんには最初になるべく関与しないで子供の自主性に任せてください。と言いますが子供が親を見るのは何かあるからでこれも自主性だと思います。楽しくなっているとはいえ、勉強していることに変わりわないですし、気軽に聞けない子もいます。
信頼を寄せているのはやはり親であり、そのサインは親にしかわかりません。ぜひ注視していてください。
※講師が間違わないとも限りませんのでww

そしてもう一点大事なのがその場で言わない事へのフォローアップです。私やこの後役割を説明します外部講師が居ると本音を出しにくいものです。ご自宅に帰ってから子供がアレコレ言った時にキチンと受け答えが出来るようにやはりしっかり見守っていてください。
私達運営側では出来ないことは親御さんにしかできない事です。どうぞよろしくお願いします!

他の大人の最後は外部講師の方です。
今後しばらくはオファーを出す人=親や親の友人なパターンが多いと思います。今回もそうです。私がお声がけしたので基本的に知っています。その場合はお子さんを知ってることも少なくないかと。それの何が問題かと言うと馴れ合いになっている可能性もあります。コミュニケーションが取れていると言えばプラス要素ですがそうもいかないこともあります。子供は素直ですから慣れている人の前では調子に乗って度が過ぎることもありますよね?耳が痛いのですがw
そこでこういった形で「他所から来た先生」がいることで引き締まるというわけです。実際にはそんなおっかないわけは無いのですがこの日も、僕より怖いからね??というと(浅田さんごめんなさいw)一瞬にして口がへの字に(笑)
子供って本当に素直でかわいいですよね。
もちろん飾りではなくしっかり実践されてきている方だからこそ、講師がわからないことや困ったことを途中で聞く事も出来ますしその姿を見せることで子供たちにもすごい人と思わせられますからおふざけ抑止力としても機能します。
子商塾はこういったサポートもあるので実施する側も、受ける子供側も安心して参加することが可能ですね。実際に私も途中で今回、伴走してくださった浅田さんに何度かお聞きしました。特に私は子供が居ないので対応など困ることもありましたが安心して進める事が出来ました。
自身の地域で子商塾を開催してみたい方にとっても教材渡して終わりではなく実践者が外部講師として参加してくれるのは良いシステムと思います。
伴走してくださった浅田さんの実践記は文末に載せますのでぜひ読んでください!

あとがき

さて、今回東京チームの一回目、講師として私は二回目を終えて感じた事、言われたことを上げてみます。
・無料体験動画があったら参加しやすい
 →親から見ると参加費を払うか払わないかの判断を出来るのでは?実施側から見ると本当にいいシステムを気軽に伝えられる手段になりプレゼンの簡略化になる。言われてそう感じました。
・一回目の終わり(約二時間、分けても良い)までに価格を決めるのは至難の業
 →子商塾カリキュラムでは60分✖4の事前学習があります。この中間で取り決めるとなっていますがこれが上手いように決まっていません。今後の課題ですが要因は
メニューが決まってないと原材料費が割り出せない=価格決定が出来ない
なので参加者募集の段階、遅くともメンバー決定と同時に地域特産の〇〇を親御さんといくつかピックアップしておくのが良いのではないかと思います。
男親と女親で全然違う
→これはどっちが良いとかではありません。
女性は常に見ています。講師である私はもちろん子供が今何をしているか一秒一瞬目を離さず見ています。他方、男性はそこまで注視しておらず気になったら見に来る的な感じ。
前者はよく見ている一方で見張られているように子供が感じる可能性もあり後者はノビノビ出来る代わりに肝心な時に子供のアクションに気が付かない可能性もあります。前述しましたが良い悪いではなくあくまでそんな傾向が今回あったな。という事です。他で実践される方がそんなもんか、と思えるように前例として挙げてみました。

最後に今回、サポート講師として子商塾の運営サイドから入ってもらいました浅田さん。自身も静岡県伊豆市にてわさび農園を営む経営者でありもちろん子商塾も開催されています。浅田さんの記事も以下からご覧いただけます。

何本かにシリーズ分けされています。併せて参加・開催の検討にお役立てください。

★ところで★
トップの画像は劇団の子たちです。今回、子商塾の予習や打合せでお借りしている施設で葛飾にある「エマイマ」というところです。子ども食堂や諸教室などで貸し出しも行っています。この日も隣ではプログラミングスクールが併催されていました。名前の由来もなるほど!な面もありますので詳しくは以下リンクからアクセスしてみてください!
防災コミュニティスペース エマイマ

では次の子商塾リポートもお楽しみに!!


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